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DATE:
2004.11.26

『鰺の味噌なめろう&梅なめろう』

●ちょっと季節はずれですが、酒のつまみによし、ご飯のおかずによし、お茶漬けによし、というさん生家の宴会定番料理のご紹介です。なめろうはもとは漁師料理で、なめるほど美味いというのが語源だとか。実際に食べると病みつきになる味で、確かになめるほど美味い! 味付けはいろいろあるようですが、通常は味噌味。今回は味噌の他に、梅味も合わせてご紹介します。〈味噌〉がねっとりした味わいであるのに対し〈梅〉はさっぱりあっさり味。ちなみにさん生は〈梅〉派で、一人で小鉢を抱えて食べてます。なお写真右下はエシャロットの梅酢漬け。これもなかなか日本酒に合うつまみです。
用意するもの(概略)
  • 刺身用鰺・中一尾
  • ネギ一本
  • 生姜一かけ
  • 味噌
  • 梅干し1〜2個
  • ゆかり粉少々
  • 七味唐辛子

一口メモ

●ネギと生姜を加えることで魚の臭みが消えますので、魚は生臭いから嫌い、という方にもお勧めです。特に生臭さを嫌う方はネギと生姜の分量をぐっと多くしてみてください。味噌や梅を多めに加えても臭みが和らぎます。いずれも冷蔵庫で2〜3日はもちます。夜はさけのつまみに、朝はご飯のおかずにどうぞ。お茶漬けにしてもとても美味しく召し上がれます。

●梅なめろうには彩りにゆかりを少々加えてありますが、なければ梅だけでも結構です。小ネギや大葉の細切りなどを添えると香気がたってまた美味しく食べられます。

作り方
  1. 鰺は三枚に下ろし、中骨を取って皮をむく。
  2. ネギと生姜はみじん切り。
  3. 1の鰺をたたきにするように細く切った後、さらに細かく刻み、まな板の上で2と合わせる。包丁で叩くようにして全体をよく混ぜ合わせる。
  4. 3を二等分し、半分をボールに取る。
  5. まな板の上に残った3の半分に味噌を加え、さらに包丁でよく叩きながら混ぜ合わせて味噌なめろうの出来上がり。
  6. 梅干しは種を取り、細かく切ってからすり鉢でよく擦る。市販のねり梅を使っても良い。
  7. 擦り上がった梅に、4で分けておいた残りの鰺を入れ、よく混ぜる。さらにゆかりを少々加えてさっくりと混ぜ合わせて梅なめろうの出来上がり。
  8. 出来上がったなめろうを器に盛りつけ、味噌なめろうは七味や小ネギ、梅なめろうはゆかりや小ネギを振りかけていただくと一層風味が増す。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●写真右下に添えたのはエシャロットの梅酢漬け。半分に割ったエシャロットを梅酢につけ込んだだけですが、これもなかなかおつなもの。日本酒に合います。こちらもぜひお試しください。

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