用意するもの(概略)
- 豚の皮付き三枚肉固まり700g程度
- 米ぬか少々
- ネギ一本
- 生姜
- だし汁1カップ
- 焼酎2/1カップ
- 醤油2/1カップ
- みりん2/1カップ
- 溶きがらし
一口メモ
●沖縄の角煮、いわゆるラフテーは、泡盛と黒糖で味を付けますが、今回は焼酎(ちなみに麦焼酎を使いました)とみりんを使用しました。甘みが足りないと思われる方は砂糖を使ってください。さん生家では醤油が湯浅のたまりで、もともと甘みがあるので、砂糖は使いませんでした。また、だし汁は丁寧に引いたカツオだし。鰹節をおごっただしにもそれ自体に味と甘みがありますので、砂糖を加える必要がないのです。糖分の取りすぎにお悩みの方は、ぜひ一手間かけても良いおダシを使ってみてください。自然の素材のうまみが引き出されて、甘味料などは不要と思えるはずです。
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作り方
- 豚の三枚肉は大きめの角切りにする。
- 圧力鍋に1の肉を並べ、全体がかぶるように水をたっぷり加えた後、米ぬかひとつかみを入れてフタをして火にかける。強火で加熱して、重りが回ったら15分加熱。火を止めて10分蒸らす。
- 圧力鍋のフタを取り、肉を水洗いする。まわりについたあくを取り除くように、柔らかな流水で丁寧に洗う。肉が崩れないようによく注意する。ぬるめのお湯を使うとあくが取りやすい。
- 洗った肉はキッチンペーパーを敷いたバットに並べて余分な水分を取る。
- 再び肉を圧量鍋に入れ、調味料、生姜の薄切りを加え、最後にネギの青い部分のみをタテ半分に切って上に置き、火にかける。強火で加熱。重りが回ったら20分加熱し、10分蒸らす。調味料はだし汁1に対して、焼酎、醤油、みりん、それぞれ2/1の分量。
- フタをとってネギを取り除いてから再度火にかけ、煮汁を煮詰めながら味を調節する。
- 器に盛りつけ、予め切っておいた白髪ネギと針生姜、溶きがらしを添えて出来上がり。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
一口メモPart2
●さん生家では醤油は和歌山の湯浅より取り寄せています。角長という老舗のたまり醤油で、大豆の自然な甘みがあって、とても美味。甘いと言っても甘味料の甘さではなく、あくまでも大豆の甘さですから嫌みはありません。色が濃いのが難点と言えば難点ですが、じっくりと熟成してあるため、全くと言っていいほど塩辛さがありません。料理にはもちろん、お刺身醤油としても美味しく使えます。みなさんもちょっと贅沢して、本格的仕込みの醤油をぜひ一度使ってみてください。角長の醤油は百貨店等で手に入ります。また百貨店には角長以外の湯浅の醤油や、日本各地の美味しいお醤油がならんでいますので、味を比べてみるのも楽しいでしょう。いろいろ使ってみて、お好みの味を見つけてください。
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