器:杉江保枝

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DATE:
2005.04.29

『筍とエリンギのクリームパスタ』

●筍のシーズンも終盤にさしかかってきました。筍の煮物や筍ご飯、筍の天ぷらに炒め物、朝は味噌汁の具になることもしばしばで、その他今年もさまざまに楽しんできましたが、和風にはちょっぴり飽きたという向きには、こんなクリームパスタもお勧めです。筍とエリンギをニンニクと共にオリーブオイルで炒め、生クリームをたっぷり使って仕上げます。クリームパスタというと重たいイメージがありますが、口当たりは意外とあっさり。たっぷり添えた木の芽の香りが程良いアクセント。春の終わりに、名残りの筍をこんな風にいただくのも一興です。ぜひお試しください。

用意するもの(2人前・概略)
  • パスタ(茹で時間が6分のもの)1人前80〜100gで合計160〜200g
  • 筍(あくを抜いて皮をむいたもの)約120g
  • エリンギ約80g
  • ニンニク1かけ
  • 生クリーム120cc
  • 顆粒のスープの素ティースプーン1杯弱
  • 塩・胡椒
  • オリーブオイル大さじ3
  • 木の芽(飾り用)

一口メモ

●パスタ料理は時間との戦いです。茹で時間はキッチンタイマーを使ってきちんと計るようにしましょう。フライパンを熱し始める時間は、経験と勘ではかる以外にないのですが、大体、パスタが茹で上がる2分くらい前から始めると失敗がないようです。ただ、使っているフライパンの材質や室温、ガスコンロの火の強さなどによって違いが出ますので、何度も繰り返してご自分なりの時間を覚えるのが良いでしょう。

作り方
  1. パスタはたっぷりのお湯に塩を加え茹で上げる。
  2. 筍は食べやすい長さの薄切り、エリンギは二等分したあと縦1/2に割り、やはり薄切りに。ニンニクは二つに割ったあと芯を取り、包丁の腹とまな板を使って軽くつぶして香りを出し、みじん切りにする。
  3. パスタのゆであがり時間を見計らいながらフライパンを火にかけ、フライパンが温まったらオリーブオイル大さじ3を入れ、ニンニク、エリンギ、筍の順で強火で炒める。エリンギを入れた時点で油が足りないようなら加えても良い。炒めながら塩・胡椒、顆粒スープを加え、焦げてくるようなら火を調節し、最終的にパスタを加えるときには強火に戻すようにする。
  4. ゆであがったパスタを3に加え、全体を和えるように炒めながら、ゆで汁少々を2〜3回に分けて鍋肌からかけ入れてパスタの乾燥を防ぐ。
  5. 全体がよく混ざったところで生クリームを入れ、ざっと炒めて出来上がり。
  6. 皿に盛りつけ、木の芽を飾る。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●筍がないときは、エリンギだけでも十分に美味しく作れます。エリンギはなるべく薄切りにすると、パスタとの馴染みが良くなりますが、薄くすればそれだけ焦げやすくなりますので注意してください。飾りようの木の芽は、あさつきや小ネギ、パセリのみじん切りなどで代用してくださって結構です。特に、エリンギのみのパスタの場合は、パセリのみじん切りがお勧め。たっぷり振りかけて香りを楽しみながらいただきましょう。また生クリームだけでは、クリームパスタ特有のとろみがつかないのではないかと思われるかもしれませんが、生クリームと油が出会うことによりちゃんと乳化します。とても簡単ですが、思った以上に本格的なクリームパスタが出来上がります。ぜひお召し上がりください。

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