器:杉江保枝

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DATE:
2005.05.27

『自家製がんもどき』

●冷蔵庫のあまり野菜を使ってがんもどきを作りました。がんもどきなんて作るのが面倒だし、どうせお店で売ってるし・・と思われるかもしれませんが、自家製の手作りがんもどきは市販のものとはひと味もふた味も違います。熱々の揚げたてがんもに軽く塩をつけていただけば、ほっぺが落ちそうな美味しさ。もちろんそのままダシでさっと煮ても美味しく食べられます。野菜がたっぷり入っているからとてもヘルシーですし、市販のものにありがちな油臭さが感じられません。つなぎに粉末にした高野豆腐を使うのがさん生家流。小麦粉やパン粉を使うともったり重くなりがちですが、高野豆腐なら同じ豆腐が原料ですし、揚げ上がりが軽くなります。ぜひ一度お試しになり、あげたてがんもの醍醐味を味わってみてください。

用意するもの(概略)
  • 豆腐2丁
  • たまご1個
  • 高野豆腐1枚
  • れんこん80g
  • 切り三つ葉40g
  • 椎茸1枚
  • 揚げ油適宜

一口メモ

●たまごを使わない方法もあるようですが、たまごを使わないと形が崩れやすいので、使った方が無難です。たまごを使う分、タネがゆるくなりますので、つなぎに高野豆腐の粉末を用いました。高野豆腐がない場合はパン粉などでも代用できますが、タネ自体が重たくなる上、油分も吸収しやすく、揚げ上がりもまた重くなるので、出来れば高野豆腐を使うことをお薦めします。高野豆腐の原料も豆腐ですから、豆腐と野菜、たまごだけを使ったヘルシーながんもどきが出来上がります。

●今回、がんもどきのタネには一切の調味料を使用していません。これはお豆腐の味をそのまま生かす意味もありますが、どんなにしっかり水切りした豆腐でも、塩などを入れるとさらに水が出て扱いにくくなるので、それを避ける意味合いもあります。豆腐と野菜という素材のうまさを、シンプルな食べ方でじっくり味わってみてください。

作り方
  1. 豆腐2丁は軽く水を切り、1丁ずつ固く絞ったふきんで包み、ねじりながらさらに水を切る。中身をつぶすようにしながら、ゆっくりと少しずつ水気を切ってゆく。
  2. れんこん、椎茸、切り三つ葉は粗みじんに切る。れんこんは酢水にさらしてあくを抜き、全体を混ぜ合わせる前に酢水から上げてキッチンペーパーで水気を切っておく。
  3. 高野豆腐はフードカッターやミキサーにかけて粉末状にしておく。
  4. ボールに水を切った1の豆腐を入れ、たまごを加えてよく混ぜる。さらに3の高野豆腐、最後に2の野菜を加えてさっくり混ぜ合わせる。
  5. 4を小ぶりの俵型に整形しながら、中温の油でやや時間をかけながら色よく揚げる。片面が上がったら裏に返すが、返すときはフライ返しと箸を使うと形が崩れにくい。
  6. 揚げ上がったがんもどきを器に盛って出来上がり。熱々の揚げたてを、塩、抹茶塩などでいただく。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●中身の野菜はお好みで。今回は冷蔵庫に中途半端に余っていた野菜を適当に選んで使いました。他におすすめはごぼう、人参など。三つ葉の代わりに大葉を使っても香りよく仕上がります。もちろん京風に銀杏を入れても構いませんし、ひじきなども健康に良いでしょう。野菜は銀杏などを除いて、なるべくみじん切りにしてください。その方が豆腐との馴染みがよく、揚げたときの型くずれを防ぐことが出来ます。れんこんやごぼうなど、歯触りの良い野菜を入れると、しゃきしゃきとちょっとしたアクセントになり楽しく食べられます。

●揚げたてに塩をつけていただくと、素材の味が生きて美味しいのですが、もちろん煮物にしても結構です。冷たくなってから煮るよりは、先にだし汁を用意しておき、揚げたてをさっと煮るととても上品な椀ものに仕上がります。味付けは薄目に。生麩や人参などを添えれば一層上品になるでしょう。こちらもお試しください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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