器:杉江保枝

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DATE:
2005.10.14

『鶏挽肉とじゃがいものカレー炒め』

●挽肉のカレーといえばキーマを思い出しますが、これはそこまで凝らずに手軽に作った炒め物です。玉ネギとニンニクと薄切りにしたじゃがいも、そして鶏肉を炒め、カレーパウダーで味を付けるだけ。コクは顆粒スープで補い、隠し味に醤油をほんの少しだけ使っています。簡単に、あっという間にできますが、御飯のおかずに、ワインのお手軽おつまみに、またパンに載せても美味しい万能選手。サラダの上に盛りつけて皿に並べれば立派なオードブル。なかなか使いでのある料理です。今回は上からパセリを散らしましたが、グリーンピースを一緒に炒めてもいいでしょう。とにかく簡単なので、ぜひお試しを。

用意するもの(概略)
  • 鶏挽肉250g
  • 玉ネギ1/2個
  • ニンニク1/2片
  • じゃがいも1〜2個
  • 顆粒スープ小さじ3
  • カレーパウダー小さじ3
  • 塩・胡椒適宜
  • 醤油小さじ1
  • パセリのみじん切り適宜
  • オリーブオイル適宜

一口メモ

●本格キーマカレーには程遠いけれど、味わいは上品なキーマカレーといった感じです。辛いのがお好みなら、カレーパウダーの量を増やして。また、ご自分でお好みのスパイスを加えて味をアレンジしても楽しいですね。本格的なカレーソースを使っても美味しく出来上がります。いろいろと試してみてください。

作り方
  1. 玉ネギとニンニクはみじん切り。じゃがいもは短冊形の薄切りにして軽く水にさらす。水にさらしすぎるとでんぷん質が逃げてしまい、もっちり感が亡くなってしまうので注意。
  2. 炒め鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニク、玉ネギの順に炒めてゆく。
  3. 玉ネギが透き通って、最初の1/2量ほどになったら、じゃがいもを加えてさらに炒め、軽く塩・胡椒する。
  4. じゃがいもの表面が透き通ってきたら鶏挽肉を加えて炒める。火加減は一貫して中火程度。焦げそうになったら弱める。
  5. 鶏挽肉に半分ほど火が通ったところで、顆粒スープとカレーパウダーを加え、良く混ぜ合わせるようにしてさらに炒める。
  6. 全体に火が通ったら、塩・胡椒で味を調え、最後に隠し味の醤油を加えてよく混ぜ、全体に味をなじませる。
  7. 器に盛りつけ、パセリのみじん切りをかけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●お醤油を隠し味に使ったのは、この材料と作り方ではどうしてもコクに不満が残るから。このお料理はキーマカレーを目指したわけではなく、あくまでもお総菜気分で作ったものなので、そんな遊びも楽しいのではないでしょうか。お総菜気分なので、じゃがいもも加えてみました。このじゃがいもが、なかなか面白いアクセントになっています。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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