器:杉江保枝

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DATE:
2006.03.03

『菜の花と新わかめの辛子和え』

●桃の節句を迎え、気候が一段と春めいて参りました。この季節、店頭に並んで春を告げてくれる野菜と言えば菜花。酢味噌で食べたり、サラダにしたり、用途もいろいろです。今回は巧まずシンプルに辛子和えにしてみました。やはりこの季節に店頭に並ぶ新わかめも入れて、いつもの辛子和えをちょっぴりグレードアップ。茹でて醤油と辛子、みりんで和えるだけですから作り方も簡単。菜の花独特の苦味とわかめの香りで、口に入れただけで春満喫。ひな祭りの一品にどうぞ加えてみてください。

用意するもの(概略)
  • 菜の花1把
  • 新わかめ50g
  • 練り辛子小さじ1.5
  • 醤油大さじ1
  • みりん大さじ1

一口メモ

●菜の花を茹でるときは、まず茎の方から入れて火を通し、その後花を茹で上げます。茎が柔らかくなったら水に取ります。茹ですぎるとくたっとなって美味しくないので注意してください。大きめの鍋を使って、たっぷりのお湯で茹でるようにしましょう。水に取った菜の花は、茎を揃えるようにして絞って調理します。3センチほどの長さに切りそろえますが、花の部分をこわさないよう計算しながら切ってください。

作り方
  1. 菜の花はたっぷりの湯と塩少々で茹でて水に取る。
  2. 1の菜の花の水をよく絞り、3センチほどの長さに切る。
  3. 新わかめは軽く湯通ししてから水で冷やし、食べやすい大きさに切る。
  4. 練り辛子、醤油、みりんを合わせてよく混ぜる。
  5. ボールに2の菜の花と3のわかめを入れ、全体をよく混ぜた後、4の合わせ調味料をかけ、さらによく馴染ませる。
  6. 器に盛りつけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●今回は刺身でも食べられる新わかめを使用。そのまま生で食べられますが、やはり一度湯通しした方が、色もきれいですし香りも立ちます。もちろん普通の塩蔵わかめでも構いません。その場合は水洗いしてよく塩分を流し、やはり湯通しして使用します。辛子和えは菜の花だけでも十分に美味しいのですが、わかめを加えることで栄養価も増しますので、ぜひお試しになってください。また、ほうれん草など、菜の花以外の野菜を使っても美味しく仕上がります。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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