料理と器:杉江保枝

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DATE:
2006.05.19

『グリーンピースのだし巻き玉子』

●生のグリーンピースはこの季節ならではの味。豆ご飯にしたり、煮物に添えたり、いろいろと楽しめます。卵との相性がとても良いので、さん生家ではオムレツやかき玉などを作ることが多いのですが、今回はちょっぴり手を加えてだし巻き玉子に仕上げました。やや甘めのだし巻きは、おかずとしてももちろんですが、ちょっとしたお茶請けにもなり、また酒のつまみとしても重宝します。大根おろしに醤油少々を加えて添えればまた格別です。ごろんとしたグリーンピースと一緒に卵を巻くのは結構至難の業ですが、慣れてしまえば簡単、簡単。卵の甘味と共に豆の香りが口中に広がり、爽やかな中にも旨味たっぷりの一品になっています。

用意するもの(概略)
  • グリーンピース(さやから外して約100g)
  • 玉子M5個
  • 砂糖大さじ1/2
  • だし汁大さじ2
  • 塩少々
  • ごま油適宜

一口メモ

●ほうれん草などの葉物の野菜は茹でるときは固めにするのが原則ですが、豆類はやや柔らかめに茹でた方が、甘味が増して美味しく仕上がります。もちろん茹ですぎは禁物ですが、固いと苦味が残りますので、ちょうどよい按配を心がけましょう。もちろん茹でる際には湯に塩少々を加えるのを忘れずに。茹で上がったらザルに取り、冷水でさっと冷やして色止めをしておきます。そのまま口に放り込みたくなりますが、我慢、我慢。卵液に加えて一緒に焼きます。

作り方
  1. グリーンピースはさやから外して色好く茹でる。
  2. ボールに玉子を解きほぐし、砂糖、だし汁、塩少々を加えてよく混ぜる。最後に1のグリーンピースを加えてさらにひと混ぜしておく。
  3. 熱したフライパンにごま油をやや多めに引き、全体が馴染んだらキッチンペーパーで余分な油分をふき取る。このふき取った油を最後まで使用するのでペーパーは捨てずに手元に置いておく。
  4. フライパンに玉子を薄く流し、くるくる巻いて芯を作る。グリーンピースも一緒に巻くが、全体に均等に行き渡るよう注意する。
  5. 芯ができたら、その下に3のペーパーで油を引き、また薄く玉子を流してさらに巻き、同じ作業を何度も繰り返しながらだし巻き玉子を作ってゆく。
  6. 焼き上がった玉子を適当な大きさに切って皿に盛り、出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●だし巻き玉子を焼くときは火加減に注意。熱すぎると焦げてしまいますし、ぬるいとうまく巻けません。フライパンの温度がちょうど良くなるよう、こまめに調節しながら焼きましょう。砂糖が入っているので焦げ目が付きますが、焦がさないようこちらも要注意。最後は適度な焦げ目をつけて見た目にも美味しく仕上げましょう。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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