用意するもの(概略)
- 茄子2本
- ごま油大さじ1強
- 醤油大さじ2
- みょうが1本
一口メモ
●しぎ焼きは本来茄子をタテに切って油を塗って焼き、さらに味噌を塗って仕上げる料理です。田楽に似た雰囲気ですが、朝の忙しい時間帯なら、手間がかかってちょっと敬遠したいところ。味噌を使うなら思い切って味噌炒めに、と主婦なら考えてしまいます。さん生家では、しぎ焼きといえばしょうゆ味。この方が手軽で簡単ですし、やや濃い味がおまんまの友としても嬉しい一品。難しいのは油をいかに効率よくしみこませるかという点。また、焼きようによっては色が抜けてまずそうに仕上がってしまいます。上手に焼くコツはまず皮から焼くこと。皮を焼き付けて色を止め、裏に返してじっくり全体に火を通します。調味料は醤油のみ。甘味が足りないとお感じなら、みりんなどを混ぜてもいいでしょう。醤油は最後にさっと欠け回して、焦がさぬように香りを立てて仕上げます。
|
|
作り方
- 茄子はへたを取り、タテ二つ割りにして皮に斜めに包丁目を入れ、キッチンペーパーで余分な水分を取っておく。
- みょうがは芯を落として千切りにして、水にさらしておく。
- フライパンを火にかけ、ごま油大さじ1強を引き、あまり暑くならないうちに茄子を皮の方から強火で焼く。
- 皮全体に油が回ったら、裏に返して火を中火に落とし、さらに焼く。
- 箸で両側から挟んで柔らかくなっているようなら焼き上がっている証拠。火を強くして、醤油大さじ2をさっとかけ回す。醤油を入れる際に余分な油があるようなら、キッチンペーパーでふき取っておくと良い。醤油にさっと火を通して出来上がり。
- 皿に盛りつけ、2のみょうがの水をよく切って上からあしらい、卓に供する。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
一口メモPart2
●茄子は油が染みやすい素材です。油が少ないとうまく火が通りませんし、多すぎるとぎとぎとして美味しく仕上がりません。そこで重宝なのがテフロン加工のフライパン。少量の油で焦がさず焼き上げることができるので便利です。テフロン加工のフライパンはあまり熱することなく焼き始められます。火にかけ、油を引いたらすぐに茄子を入れ、徐々に火を通していきます。皮は強火で焼き、裏に返したら中火に落とします。醤油を入れる直前に、フライパンの表面に油が残っているようなら、キッチンペーパーでふき取りましょう。なお、鉄のフライパンを使用する際は、よく熱してから油を引き、全体を馴染ませて茄子を投じます。この際、茄子に水分が残っていると跳ねるので要注意。また、テフロン加工のフライパンより大量の油が必要ですので加減してください。
|