料理と器:杉江保枝

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DATE:
2006.09.08

『ねばねば和え』

●体にいいねばねば野菜の和え物です。使用しているのはモロヘイヤとオクラ。モロヘイヤはエジプトを原産とする野菜ですが、最近では家庭の食卓でもすっかりお馴染みになっているのではないでしょうか。このモロヘイヤをゆでで細かく刻み、やはりねばねばのオクラと合わせ、みょうがの風味をプラスしたのがこの料理。ねばねばはスタミナ源と言われる通り、栄養満点なのはもちろん、繊維質もたっぷりありますので、便秘がちな方にもぜひオススメです。ご飯のおかずとして、また酒のつまみとしても美味しく召し上がれます。ぜひお試しくださいませ。

用意するもの(概略)
  • モロヘイヤ100g
  • オクラ50g(約5本)
  • みょうが2個
  • 削り節2.5g
  • 醤油大さじ1
  • 塩適宜(野菜を茹でるための塩)

一口メモ

●モロヘイヤは繊維質の豊富な野菜です。茹で方が足りないと繊維が少し固く感じる場合がありますので、ほんの気持ちだけ長めに茹でると美味しく仕上がります。水から引き上げて水分を絞るとき、あまりきつく絞るとせっかくの粘りがなくなってしまいます。軽く絞るように心がけてください。また包丁で刻むときは、ある程度細かくしてから、あとは叩くようにして粘りを出します。

作り方
  1. モロヘイヤは葉の部分のみを使用。沸騰したお湯に塩を入れて茹で、水に取る。
  2. オクラは全体に塩をして板ずりし、やはり沸騰したお湯に塩を入れて軽く茹で、水にさらす(色よく仕上げるため)。
  3. みょうがはタテ半分に切り、千切りに。
  4. 1のモロヘイヤの水分を絞ってまな板に載せ、細かく刻む。
  5. 2のオクラは1ミリ程度の厚さの輪切りに。
  6. 4のモロヘイヤ、5のオクラ、3のみょうがを全てボウルに入れて箸で十分にかき回して粘りを出し、最後に削り節2.5gと醤油大さじ1で良く和えて味付けする。
  7. 器に盛りつけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●オクラは生でも食べられますが、板ずりして軽く茹でた方が甘味が増して美味しくなります。また、みょうがは良く輪切りにする方がいますが、縦に切った方が香りが立つようです。みょうがはねばねばの野菜ではありませんが、この香りをちょっとプラスすることで、料理の格が一段上がる感じ。簡単なのでぜひお試しください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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