料理と器:杉江保枝

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DATE:
2006.11.03

『栗ごはん』

●秋と言えば栗。ほくほくの栗をご飯に炊き込んだ「栗ごはん」も、秋の味覚の代表といえるでしょう。ダシを贅沢に使い、塩味で炊きあげます。栗の甘味とこの塩味がほどよいハーモニーを醸しだし、ついお代わりをしたくなる美味しさです。先週ご紹介した「菊なます」と共に卓に供せば、一段と華やかな秋の膳に。お月見の宴に、また行楽のお弁当にも楽しみな一品。栗を剥くのがちょっと面倒ですが、最近は皮を剥いたものも出回っています。また今回はお米と一緒に生の栗を炊きあげましたが、茹でたものを使ってもいいでしょう。この季節ならではの味をお楽しみください。

用意するもの(概略)
  • 栗(米の分量の一割量)
  • だし汁
  • 塩適宜

一口メモ

●各家庭で一度に炊く米の量は違うと思いますので、今回はあえて分量を記しませんでした。栗の量はお米の一割程度と覚えておけばいいでしょう。水加減はこの量に見合った分量ということになります。ただ、最近は炊飯器も進化しており、多少水加減を誤ってもほどよく炊けるようなので、あまり神経質にならなくていいかもしれません。今回は米の量に対してだし汁で普通に水加減死、栗に対しては酒を加えて調節しました。塩味はお好みで。栗の甘さを引き立てる塩気を頭に描きながら、味付けしてください。

作り方
  1. 米は洗ってザルに上げておく。
  2. 栗は皮を剥き、適当な大きさに切っておく。
  3. 炊飯器のお釜に1の米を入れ、だし汁を使って普通の水加減をし、塩を加えて味をつける。全体を良く混ぜ合わせて味を見て、足りなければ塩を足す。炊きあがりの味を頭に描きながら、薄い塩味に仕上げる。
  4. 3の米の上に2の栗を敷き、3で加減しただし汁の量の約一割程度の酒を加える。
  5. 普通に炊飯する。
  6. 炊きあがったら一度全体を良く混ぜ込み、再度ふたをして三十分ほど蒸らして出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●栗はなかなか火が通らないので、不安なら一度茹でてからごはんと一緒に炊きあげるといいでしょう。ただ、蒸らし時間を通常より長くすることで、生から炊いた栗もたいてい火が通りますので、ここは手間を惜しんで生から炊いた方が時間の節約にもなります。栗は四つ割りから六つ割り程度に切り分けます。大きすぎると火が通りにくくなる上、食べにくいので、盛りつけたときのイメージを考えて切りましょう。ほくほくした栗の甘味を塩味が引き立て、だし汁が旨味を出して、本当に美味しい栗ごはんが出来上がります。秋の味覚をお楽しみください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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