料理と器:杉江保枝

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DATE:
2006.11.25

『かぶとエリンギのガーリック炒め』

●かぶを炒めるというと意外に感じる方も多いかも知れませんが、フレンチのつけ合わせなどに良く使われています。もともと生でも思いのほか美味しい野菜。炒めることで甘味がぐんと増して、ほくほくした歯触りも楽しめます。オリーブオイルを使い、ニンニクで風味付けしてエリンギを合わせ、かぶの葉で彩りを加えたお手軽な一品。塩・胡椒であっさり味付けし、隠し味に顆粒のチキンコンソメを少量加えてあります。ほどよく焦げたニンニクの香りが、クセのないかぶとエリンギに良く合い、見た目もちょっとおしゃれ。ササッと作れてとても美味しいので、急なお客様などにも重宝です。ぜひお試しください。

用意するもの(概略)
  • かぶ大1個
  • エリンギ中2本
  • ニンニク1片
  • オリーブオイル適宜
  • 塩・胡椒少々
  • 顆粒のチキンコンソメ少々

一口メモ

●かぶは生のまま味噌などをつけて食べても案外美味しいもの。そのかぶにさっと火を通すと甘味が増して美味しくなります。炒めるときは鍋を前後に何度も振りながら、かぶの表面全体に火が通るように炒めます。途中で塩少々をふり、火の通りを良くします。表面が透き通ってきたらもう食べられます。多少生でも大丈夫ですし、火が通りすぎたからと言ってまずくなるものでもありませんので、気楽に炒めましょう。

作り方
  1. かぶは葉を落として皮を剥き、櫛形に八等分する。葉は5〜6センチの長さに切っておく。
  2. エリンギは薄切り、ニンニクも薄切りに。
  3. 炒め鍋を熱してオリーブオイルを入れ、中火でニンニクを炒める。ニンニクにうっすら色が付いてきたら、かぶ、エリンギの順番で炒めていく。炒め鍋を振りながら、全体に火が回るよう炒め、途中で塩少々をふりかける。
  4. かぶの表面が透き通ってきたら葉を加え、再度塩、さらに胡椒も加えて味付けし、仕上げに顆粒のチキンコンソメ少々を全体にふりかけ、炒めながらざっと混ぜ合わせて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●オリーブオイルはやや多めに入れるのが上手に作るコツ。ニンニクをまず炒めますが、少し色づいてきたところでかぶやエリンギを加えていきます。ニンニクは中火で焦がさぬように注意し、かぶを入れてからは火をやや強くし、手際よく仕上げましょう。葉を入れた後はざっと炒めるだけで結構です。チキンコンソメを最後に加えるのは、早い段階で加えると焦げ付きやすいため。熱で溶けて全体に絡めば出来上がりです。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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