料理と器:杉江保枝

FILE145

DATE:
2007.06.15

『ゴーヤとしらすの酢の物』

●ゴーヤがおいしい季節になりました。お馴染みゴーヤチャンプルもおいしいけれど、近頃はサラダなどにも盛んに使われるようになり、すっかり食卓の顔になっている感があります。おひたしにしてもとてもおいしくいただけるのですが、今回はシラス干しと合わせて酢の物に仕立ててみました。ゴーヤの苦味としらすの甘味がほどよくマッチした、爽やかなひと品。しらすでカルシウムが補え、また同時にお酢も摂れますので、体にもうれしい料理と言えます。朝食にもうひと品欲しいときにとても重宝しますし、もちろん酒の肴にもピッタリです。盛りつけ方によっては高級感が漂い、ちょっとしたおもてなしもおすすめです。ゴーヤは生でも食べられますが、さっと湯通ししてアクを抜いてありますので、苦味が苦手という方でも大丈夫。夏の食卓に、ぜひどうぞ。
用意するもの(概略)
  • ゴーヤ1/2本
  • 塩適宜
  • シラス干し適宜
  • だし汁大さじ3
  • 米酢大さじ1
  • 塩小さじ1/2
  • 醤油小さじ1

一口メモ

●最近はゴーヤをサラダなどで生で食べる方が増えていますが、ここはやはり一手間かけて、さっと湯通しした方がアクが抜けて食べやすくなります。薄切りにしたゴーヤを軽く塩で揉んでから、本当にささっと湯通しするだけですが、これで味わいもグッと増します。苦味が苦手な方にも、この食べ方がおすすめです。

作り方
  1. ゴーヤはタテ半分に切って種をスプーンでこそげ取り、薄切りにする。
  2. 1に塩をまぶして軽く揉んだあと、熱湯でさっと湯通しして水にさらし、水気を切っておく。
  3. ボールにだし汁大さじ3、米酢大さじ1、塩小さじ1/2、醤油小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせる。
  4. 2のゴーヤとシラス干しを器に盛りつけ、3の合わせ酢をかけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●合わせ酢の分量は、お好みで調節してください。だし汁を多めに使っていますが、出しを取るのが面倒、という方はお酢と調味料だけでも可。ただし味がかなり濃くなりますので、砂糖やみりんなどを加えて調節した方がいいでしょう。だし汁を使うのは旨味も有りますが、酢を緩和し、甘味を出すため。上品な酢の物を食べたい方は、ぜひだし汁を使用してください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
さん生さんちの台所TOPへ  今週のおもてなし料理を見る  料理ファイル一覧を見る