料理と器:杉江保枝

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DATE:
2007.08.10

『茄子とカリカリベーコンのガーリック炒め』

●夏野菜と言えばやっぱり茄子。毎日でも食べたい気分になります。今回はその茄子と、ベーコンを使った料理。カリカリに炒めたベーコンと茄子を合わせてニンニクの風味を加え、隠し味に醤油を使ったちょっとエスニックな炒め物です。ベーコンは油を使わずにじっくりと炒め、しみ出した油を茄子にたっぷり吸わせます。茄子の柔らかさと、カリッとしたベーコンの歯ごたえ、それにやはりカリカリ香ばしいニンニクが口の中で合わさると、何とも言えない美味しさ。彩りにししとうを加えてありますが、ピーマンでもいいでしょう。また、辛みがお好みなら、鷹の爪を加えても、一層夏らしく出来上がります。ビールのつまみによし、おかずによし。何と言っても夏の香りが満載の料理。ぜひお試しください。
用意するもの(概略)
  • 茄子2本
  • ししとう6本
  • ニンニク1片
  • ベーコン4枚
  • オリーブオイル少々
  • 塩・胡椒
  • 醤油大さじ1/2

一口メモ

●ベーコンは油を使わずにテフロン加工のフライパンで炒めます。とろびでじっくりと加熱すれば焦げることもなく、油がしみ出してカリカリになります。この油をそっくり使って茄子を炒めますが、茄子の分量やベーコンの脂分の量によっては足りない場合がありますので、そのときはオリーブオイル少々を加えて調整してください。また、ダイエット中や、数値を気にしている方は、無理にベーコンの油を使わず、キッチンタオルなどで吸わせてから、改めてオリーブオイルで茄子を炒めればいいでしょう。

作り方
  1. ベーコンは5センチほどの長さに切る。茄子はヘタを取って1センチ厚の輪切り。ししとうはヘタを取って斜め1/2に。ニンニクは薄切りにする。
  2. テフロン加工のフライパンを火に掛け、とろ火でベーコンを炒める。油は使わず、じっくりと加熱してカリカリにする。
  3. ベーコンがカリカリになってきたらニンニクを加えてさらに炒め、ニンニクが色づいてきたところで少し火を強めて茄子を加える。フライパンに滲み出たベーコンの油を茄子に吸わせ、足りないようならオリーブオイル少々を全体に掛け回して馴染ませ、さらにししとうを加えて塩・胡椒をしてよく炒める。
  4. 全体に火が通ったら、強火にして醤油大さじ1/2を鍋肌から掛け回してざっと混ぜて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●彩りにししとうを使っていますが、ピーマンでもかまいません。緑のピーマンと赤ピーマンと両方使えば、さらに美しい仕上がりになります。また、辛みが好きな方は仕上げに鷹の爪を加えてもいいでしょう。隠し味に使っているのは醤油。この醤油の焦げ具合が、ニンニクの香りとも相まって、また何とも言えない味わいになっています。いかにも夏らしいひと品。ぜひお試しになってはいかがでしょうか。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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