料理と器:杉江保枝

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DATE:
2007.09.21

『ポテトニョッキのゴルゴンゾーラソース』

●ニョッキはカジュアルなパスタ。中でもポテトニョッキは自宅でも手軽に作れますのでぜひ挑戦したいところ。作り方は簡単で、マッシュしたポテトに強力粉と卵を混ぜて小さくまとまるだけ。ゆで時間も約2分と短く、思った以上にあっという間に出来上がってしまいます。どんなソースにも合いますが、今回は生クリームたっぷりのゴルゴンゾーラソースと和えてみました。ゴルゴンゾーラは世界三大ブルーチーズの一つでイタリアが原産。青カビの刺激が独特ですが、ソースにするとこれがまた何ともたまらない味わいになります。ソースの作り方もそれほど難しいことはありませんし、あまり時間もかかりません。それでいて味は贅沢で、しかも豪華。おもてなしのひと品として卓に供すれば、料理上手と褒められること請け合いです。
用意するもの(概略)
  • じゃがいも3個
  • 強力粉70g
  • 卵1個
  • ニョッキを茹でるための塩、やや多めに
  • 生クリーム100cc
  • ゴルゴンゾーラチーズ30g
  • 塩適宜

一口メモ

●ポテトニョッキをきちんと作るなら、じゃがいもは裏ごしするのが本寸法ですが、家庭料理ですからここは手軽にマッシュしてしまいます。マッシュするときはポテトは必ず熱いうちに処理してください。冷めると粘りがでておいしく出来上がりません。ややしつこいくらいにつぶして滑らかに仕上げましょう。つぶしたじゃがいもに強力粉と卵を加えますが、強力粉が多いとつるんとした味わいになり、少ないとポテトの味が強く仕上がります。粉の分量は70gとなっていますが、つるんとした歯ごたえが好きな方はもう少し増やしてもかまいません。また、粉の量が多い方が生地は扱いやすくなるようです。丸めるときも成形するときも、手のひらにくっつくようなら軽く打ち粉をしながら作業しましょう。茹でるのは白玉と同じ要領ですが、塩は多めに入れてください。

作り方
  1. じゃがいも3個は皮を剥き、適当な大きさに切って水から茹でる。竹串が通りやややわらかくなったらザルに取り、水気を切ってボウルに入れ、熱いうちに丁寧にマッシュする。
  2. 1のマッシュしたポテトに強力粉70gと卵1個を加えて、手で良く練る。
  3. 全体が馴染んだらウズラの卵より一回り小さいくらいの大きさにちぎって丸める。丸めたニョッキを手のひらに載せ、フォークを使って筋をつけながら俵型に仕上げる。まとまりにくいようなら強力粉で打ち粉をしながら作業をすると良い。出来上がったニョッキは、打ち粉をしたバッドに入れるとくっつき合うことがなく作業がしやすい。
  4. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら塩を多めに入れ(大さじ1弱ほど)、3のニョッキを茹でる。ざっと入れると底に沈むので、一度軽く箸でかき混ぜ2分ほど加熱。ニョッキが湯の表面に浮いてきたら茹で上がった証拠。
  5. ニョッキを茹でている間にソースを作る。鍋に生クリーム100ccとゴルゴンゾーラチーズ30gを入れて中火にかけ、ヘラを使って全体を混ぜ合わせながら丁寧に加熱する。沸騰させないように火加減に注意しながらチーズと生クリームを馴染ませ、味を見て塩気が足りないようなら塩加減をしておく(チーズの塩気が強いので要注意)。
  6. 茹で上がったニョッキを穴じゃくしですくって5の鍋に入れ、全体を混ぜ合わせて出来上がり。
  7. 全体に火が通ったら、5の合わせ調味料を入れてさらに炒め、仕上げに鷹の爪を加えて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●ゴルゴンゾーラソースは普通のパスタにも応用できます。作り方も簡単で、手軽にレストランの味が再現できます。注意しなければならないのは火加減で、沸騰させてしまうとせっかくのクリーミーさが台無しになってしまいますので、ふつふつ言ったら火を弱めるようにしながら、丁寧に全体を混ぜ合わせます。また、チーズの塩気を考えて味付けをすること。出来上がったパスタは、思わず「わお」と声を出すほどおいしいですよ。ぜひお試しあれ。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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