料理と器:杉江保枝

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DATE:
2007.09.28

『トマトのナムル風』

●八百屋さんで安売りしていたトマト。少しばかり小さめで、完熟一歩手前のトマトを見ているうちに、これはナムルにしたら美味しいんじゃないか、ふとそんな気持ちが湧いてきました。早速買い求めて家に帰り、作ったのがこの料理。何のことはない、ざく切りにしたトマトに、塩とごま油、すり下ろしたニンニクを揉み込んだだけ。ところがこれがどういうマジックなのでしょうか。実に美味しいのです。少量の塩気がトマトの酸味と甘さを引き立て、そこに加わったニンニクとごま油の香ばしさが、何とも言えぬ味わい。トマトの酸味のせいなのでしょうか、ともすると苦味や辛みを伴うニンニクのくせが気にならず、つい箸が進みます。生のニンニクを使用していますので、翌日に障りのない日(?)にぜひお召し上がりください。
用意するもの(概略)
  • トマト小4個
  • 塩小さじ1
  • ごま油大さじ1弱
  • ニンニク1片

一口メモ

●ナムルの作り方はいろいろとあります、ニンニクとごま油、塩を混ぜるのが一番簡単な方法です。混ぜるときは手を使うのがミソ。お箸でかき混ぜるより、なぜか断然美味しくなるから不思議です。トマトの場合は、あまり強く揉み込むと実が崩れてしまいますので、軽く全体を馴染ませるように混ぜます。

作り方
  1. トマトはへたを取ってタテに四つわりにしたあと、ざく切りに。ニンニク1片はすり下ろしておく。
  2. 切ったトマトをボウルに入れ、塩小さじ1、ごま油大さじ1弱、すり下ろしたニンニクを加え、手で軽く揉み込むように混ぜる。
  3. 器に盛って出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●塩はきめの細かいものを使うとより美味しく仕上がります。塩気が強すぎるとせっかくのトマトの旨味が消えてしまいますが、弱すぎても甘味が立たず中途半端な味に。ただし今回の料理の場合は、ニンニクとごま油という強〜い味方がついていますので、あまり神経質にならず、でも上手にあんばいしてください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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