用意するもの(概略)
- 鶏ささみ2本(100〜120g)
- 水菜約100g
- ささみの酒蒸し用に塩小さじ1.5
- 日本酒適宜
- 味付け用に塩小さじ1/2
- ごま油大さじ1
一口メモ
●最終的な味付けには塩をほんのわずか(小さじ約1/2)しか使用していません。ささみを酒蒸しにするときにしっかり味をつけておけば、最後の塩はなくてもいいくらい。ただ、最後の塩がないと水菜の旨味は引き立ちませんし、味は半減。ちょっとしたおまじないのつもりで、必ず加えてください。和える際には、お箸でササッと混ぜるだけでも美味しいのですが、手を使ってざっともむように混ぜると皿に美味しく仕上がります。おまじないの塩とてのひらという、何ともはや非科学的なポイントですが、実際に作ってみればその違いは歴然。それだけ素朴な料理ということなのでしょう。
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作り方
- ささみは全体に塩(小さじ1.5)をして耐熱容器に入れて2〜3分おいたのち、日本酒をひたひたにかけてさらに2〜3分おき、ふたをして電子レンジ(700ワット)で3分加熱。レンジから取り出し、ふたをしたまま冷めるまで放置する。
- 水菜は根の部分を落として4〜5センチの長さに切り、冷水でざっと洗ってしゃきっとさせたあと、水気を良く切っておく。
- 1のささみが冷めたら細かくむしる。
- ボウルに3のむしったささみと、2の水切りをした水菜を入れ、塩小さじ1/2、ごま油大さじ1を加えて軽く手でもむように和える。
- 器に盛りつけて出来上がり。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
一口メモPart2
●味付けはごくシンプル。それだけに調味料にはこだわりたいもの。塩は甘味のある天然塩、それも細粒タイプを使用。粗塩では塩辛さが立ちすぎて美味しく出来上がりませんし、水菜に対しても刺激が強すぎて、くたっとなってしゃきしゃき感が失せてしまいます。作り方は至って簡単ですが、かなりデリケートな味付けだと思ってください。また、ごま油もできればグレードの高いものを使用した方が美味しく仕上がります。今回使用したのは、玉締めと呼ばれる昔ながらの製法で、ゆっくり絞った高級ごま油。さらっと軽く、しかも香り豊かで、脂のいやらしい匂いが一切ありません。少し大袈裟かもしれませんが、これならそのまま飲んでもいい、と思うくらいの逸品。一度使うとくせになります。とにもかくにもこの料理、シンプルですが、作ってみるととても説得力のある旨さです。どうぞお試しになってみてください。
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