用意するもの(4〜5人分概略)
- パプリカ(赤)1個
- 粉ゼラチン大さじ1
- ゼラチンをふやかすための水60cc
- 水50cc
- 牛乳50cc
- コンソメキューブ1個
- 生クリーム100cc
- コンソメゼリー用に水60ccとコンソメキューブ1個、粉ゼラチン小さじ1と水大さじ1
- 生クリーム適宜
一口メモ
●今回は赤いパプリカを使用しましたが、他の色でももちろんかまいません。また、ペースト状になる野菜であれば何でも使えますので、ブロッコリーやカリフラワー、アスパラやほうれん草、人参など、いろいろ試してみるのも楽しいでしょう。野菜の甘さが生クリームによって引き出され、苦味や香りが緩和されていますので、香りのある野菜が嫌いなお子様にもおすすめできます。ムース液やゼリー液を濾すのは面倒という方は、この手順は必ずしも必要ではありませんが、濾せば口当たりはバツグンで、ダマなく美味しく仕上がりますので、面倒がらずに濾すことが大切かも。少量でしたら茶こしをお使いになると便利です。ただしムースの方は、細かいつぶつぶが多いので、普通の濾し器を使った方が無難。ヘラでつぶすように濾してください。
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作り方
- 粉ゼラチン大さじ1に水60ccを振りかけ、4〜5分放置してふやかしておく。
- パプリカは4等分し、下手と種、白い筋を取り除き、網で焼いて冷水につけ、表面の皮を剥く。焼き茄子の要領で。剥ききれない部分があれば包丁でこそげ取る。
- 皮を剥いたパプリカは、トッピング用に少し取り分け、残りはざく切りにする。
- ざく切りにしたパプリカに水を少々加えてミキサーにかけ、ペースト状にしておく。
- 小鍋に水50ccとコンソメキューブ1個を入れて火にかけ、コンソメキューブが完全に溶けたら牛乳50ccを加え、沸騰する寸前に火を止め、1の粉ゼラチンを入れて十分に溶かし、冷ます。
- 5が冷めたら4のパプリカのペーストと、生クリーム100ccを加えてよく混ぜ、濾し器で濾す。
- 6を人数分のグラス等に等分に流し入れ、ラップをして冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
- 7が固まったら、コンソメゼリーを用意する。粉ゼラチン小さじ1を大さじ1の水でふやかしておき、小鍋に水70ccとコンソメキューブ1個を入れて火にかけ、コンソメが溶けたら火から下ろして粉ゼラチンを加え、一度濾してから冷ます。
- コンソメゼリー液が完全に冷めてから、7のムースの上から流し入れ、ラップをして再度冷蔵庫で冷やし固める。
- コンソメゼリーが固まったら出来上がり。生クリームをかけ、細かく切ったパプリカをトッピングして卓に供する。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
一口メモPart2
●コンソメゼリーはやや濃いめの味。70ccの水にコンソメキューブ1個はいかにもしょっぱそうですが、ムースが甘いので、実際に口にするとあまり気になりません。減塩を心がけている方はもう少し薄めのコンソメゼリーを使ってもいいでしょう。ゼリー液が余るようなら、平たい容器で別に固めてアスピックゼリーとしてお使いください。食べるときは全体を混ぜ合わせて。ムースのとろっとした甘さと、コンソメのピリッと切れのいいしょっぱさと、生クリームの濃厚で滑らかな味わいがちょうど良いハーモニーを醸し出します。トッピングのパプリカはなくてもかまいませんが、あればあったでこれまた苦味が何とも言えず美味。もちろんムースだけを固めて食べても美味しくいただけます。茹でた海老などを中に入れてみるのも楽しいかもしれません。見た目ほどにはさほど手間のかかる料理ではありませんので、ぜひ一度お試しになってみてください。
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