料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.07.18

『庭の野菜で作ったあっさりパスタ』

●さん生家の庭では、今年は茄子とししとうが豊作です。庭でとれた茄子はみずみずしくて柔らかくてとっても美味。ししとうも香り高く柔らかです。そのとりたての野菜二種にトマトとニンニクを加えて、あっさり塩味のパスタに仕上げました。味付けは塩・胡椒のみ。それでも新鮮な野菜の旨味はパスタに良く絡み、オリーブオイルの香りと相まって、どことなく濃厚な味わいをもたらしてくれます。お好みによっては鷹の爪で辛みを加えてもいいでしょう。また食べる際にはチーズをたっぷりかけるとより美味しく召し上がれます。ワインやお酒よりも、新鮮な水が合いそうな料理。日曜日のブランチにおすすめです。
用意するもの(2人前・概略)
  • 茄子1本
  • ししとう10本
  • トマト1個
  • ニンニク1片
  • パスタ適宜
  • オリーブオイル適宜
  • 塩・胡椒適宜

一口メモ

●単純なパスタですので、あまり神経質にならず楽しく作りましょう。ただパスタ作りは時間との勝負ですので、最初に段取りを良く頭に入れておくことが大切です。お湯を沸かし、パスタを茹で、野菜を切り、パスタの茹で上がり時間を目指して野菜を炒めます。最初にニンニクを炒めてオイルに香りをつけ、火の通りにくい茄子を入れ、茄子に火が通ったらししとうを加えます。このとき、一度塩で味付けします。塩を振ることで野菜から水分が出て焦げにくくなり、味も馴染みやすくなります。トマトは最後に炒めます。塩の量は適宜となっていますが、茄子を炒めるときに小さじ1/2〜1、仕上げにまた同量程度でいいと思います。

 

作り方
  1. たっぷりの湯と塩でパスタを茹でる。
  2. パスタを茹でている間に野菜の準備。茄子はヘタを取り、縦半分に切ってから、タテに薄切り。ししとうはヘタを落とす。トマトは2センチ角程度に。ニンニクは薄切りにしておく。
  3. パスタが茹で上がる2分くらい前にフライパンを火にかけ、温まったらオリーブオイルをやや多めに入れ、ニンニク、茄子、ししとうの順で炒める。ざっと火が通ったら塩少々を加えてさらに良く炒める。トマトは
  4. トマトはパスタが茹で上がる直前に入れ、また塩で味付けし、さらに茹で上がったパスタを加えて全体を良く混ぜ合わせながらさらに炒める。時折ゆで汁を少量ずつ鍋肌から加えてパスタの乾燥を防ぎ、オリーブオイルを上手に乳化させる。
  5. 最後に塩・胡椒で味を調えて出来上がり。器に盛りつけて卓に供する。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●オリーブオイルはなるべく良質のものを使ってください。その方が香り良く仕上がります。パスタを炒める際にはゆで汁を少しずつ加えて、オイルを上手に乳化させましょう。パスタが乾燥しないよう、鍋肌から回し入れてはよく炒める、という作業を2〜3度繰り返すうちにオイルにとろみがついてパスタと良く絡み合うようになります。火は強火で。ただし、焦げそうになったときや、調味料を手に取るなど他の作業に神経が向くときは、こまめに火を弱めることが失敗しないコツです。今回は使っていませんが、お好みによっては鷹の爪を加えてもいいでしょう。辛みが得意な方は最後に輪切りのものを加えると辛くなります。不得手な方は一本丸ごと一番最初から炒めると仄かな辛みになります。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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