料理と器:杉江保枝

FILE217

DATE:
2008.11.01

『ささみの磯辺揚げ』

●ダイエット中でも肉は食べたいし、揚げ物も食べたい。というわけで、至って健康的な揚げ物を作ってみました。材料は低カロリーな鶏のささみ。海苔でくるくるっと巻いて衣をつけてごま油で揚げてあります。大根おろしとポン酢でいただけば、さっぱりした味わいが口中に広がり、同時に胸の内に、う〜ん、これなら太らないんじゃないかしら、と安心感が広がります。実際、揚げ物のしつこさはほとんど感じられず、むしろあっさりした印象。海苔の香りがまたほどよいアクセントになっており、上品なお酒のつまみとしてもおすすめです。もちろん、ご飯のおかずとしても美味しくいただけますし、冷めても固くなったり味が落ちたりしませんので、お弁当のおかずにも持ってこい。ぜひお試しを。
用意するもの(概略)
  • 鶏ささみ2本
  • 塩・胡椒適宜
  • 海苔全型1枚
  • 小麦粉60cc
  • 卵1個
  • 水60cc
  • ごま油適宜
  • 大根おろし適宜
  • ポン酢適宜

一口メモ

●ダイエットの強い味方、鶏のささみ。酒蒸しにしたり、炒めたり、いろいろと活用できますが、今回は揚げ物に。海苔を使って淡泊な味を引き締め、物足りなさを補います。下味は塩と胡椒。まぶしたらそのまま少しおいて味をしませ、海苔で巻きます。海苔が巻きにくいときは手のひらで押さえるようにして全体に湿り気を与える感じで膜といいでしょう。肉の表面に自然に貼り付きますが、最後の部分は水か衣を使って巻ききってください。

作り方
  1. 鶏のささみは筋を取り、縦1/2に切り、全体に塩・胡椒をまぶす。
  2. 海苔は縦に4等分し、1のささみに斜めにくるくると巻く。
  3. ボウルに小麦粉60cc、溶き卵1個分、水60ccを入れて良くかき混ぜる。
  4. 2に3の衣をつけて、中温の油で中まで火が通るように揚げる。箸で押してみて、固く感じたら中まで火が通っている。
  5. 揚げ上がったら斜めに切り、皿に盛りつけ、大根おろしとポン酢を添えて卓に供する。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●揚がったささみは斜めに切って、切り口を見せるように盛りつけるときれいです。大根おろしとポン酢で食べるのが一番さっぱりしますが、マヨネーズやタルタルソースにも合いますし、からし醤油でもなかなかの味。また、お酢と醤油にラー油をたらし、餃子のように食べるのも目先が変わっていいものです。なお、衣は天ぷらの衣と同じです。今回の分量だと、ささみ2本分にはやや多い感じ。残ってしまったらもったいないので、ついでに野菜の天ぷらなどを揚げるといいでしょう。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
さん生さんちの台所TOPへ  今週のおもてなし料理を見る  料理ファイル一覧を見る