料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.02.21

『ベーコントマト』

●一年ほど前に燻製機を購入して以来、さん生家ではベーコンやロースハムは手作りのものしか使わなくなってしまいました。もちろん、食卓に上る機会もどんどん増えています。今日はそんな中のひと品。手作りベーコンとトマトを炒めた簡単料理ですが、トマトの酸味とベーコンの旨味が実に良く合うのです。ベーコンからは脂が出ますので、炒め油はほんの少々。カリカリになるまで丁寧に炒めたあと、ニンニクで香りをつけ、エリンギを加え、最後に一気に火力を上げてトマトをざっと炒めます。炒め物、というよりサラダ感覚で食べられるひと品ですので、例えば生野菜の上に散らしてサラダ仕立てにするのも良いかと思います。もちろんベーコンは固まりで質の良いものをお選びになってください。
用意するもの(概略)
  • トマト小ぶりのもの3〜4個
  • エリンギ1〜2本
  • ベーコン固まりで80g
  • ニンニク1片
  • オリーブオイル少々
  • 塩・胡椒適宜

一口メモ

●ベーコンの脂を利用したいので、炒める際のオリーブオイルはほんの少々。ただし、フライパン全体に脂が馴染まないとベーコンが焦げ付きますので、しっかり鍋肌になじませてからベーコンを炒め始めます。あまり強火にすると焦げるので、中火程度の火でじっくりと炒めてください。表面がカリカリになってきたらニンニクを加え、さらにじっくりと炒めて美味しく仕上げましょう。

作り方
  1. トマトはへたを取り、食べやすい大きさに切り分ける。エリンギは薄切り。ニンニクも薄くスライスする。ベーコンは適当な厚みで拍子木に。
  2. フライパンを火にかけ、温まってきたらオリーブオイルをほんの少々入れて鍋肌全体に馴染ませ、中火にしてベーコンを炒める。
  3. ベーコンの表面がカリカリになってきたらニンニクを加えて香りを立たせ、さらにエリンギを加えて炒める。
  4. エリンギに火が通ったら火力を一気に強火にし、トマトを加えてざっと炒める。
  5. トマトに火が通ったらしお・胡椒で味を調え出来上がり。皿に盛りつけ卓に供する。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●トマトは最後に加えますが、このとき火力が弱いとべたっとした仕上がりになってしまうので、一気に強火にしてフライパンの中の温度を上げます。トマトに火を通すと同時に余分な水分を飛ばす心づもりで炒めてください。味付けはベーコンの塩気を考えて加減すること。最後に軽く塩・胡椒する程度で十分でしょう。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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