料理と器:杉江保枝

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DATE:
2008.03.06

『吟醸酒粕のブラン・マンジェ』

●先週に引き続き、吟女酒粕を使った料理をご紹介。今週はデザートです。ブラン・マンジェはアーモンドを使ったいわゆる牛乳プリンで、乱暴な表現をすれば杏仁豆腐の洋風版と言ったところでしょうか。アーモンドがなければブラン・マンジェとは言えない、という意見はありそうですが、このブラン・マンジェにはそのアーモンドの代わりに吟醸酒粕を使用しています。酒粕の甘味があるので砂糖の料は抑えめにし、あっさりした、しかしクリーミーなデザートに仕上げてあります。口に含むと、仄かな日本酒の香りが何とも言えず美味。吟醸酒粕にはしばしば米粒がそのまま残っており、そのつぶつぶ感を敢えてこわさずに作りました。それでいて仕上がりは非常に上品。お酒の後のデザートに、また箸休めとしても美味しく食べられます。
用意するもの(10個分・概略)
  • 牛乳500cc
  • 粉ゼラチン小さじ6(90ccの水でふやかす)
  • 生クリーム100cc
  • 吟醸酒粕大さじ3
  • グラニュー糖100g

一口メモ

●酒粕を溶かすには、すり鉢を使うのが一番いいようです。他の料理でも、溶けにくいときはすり鉢を使うと簡単に液体に馴染みます。ここで良く混ぜ合わせておかないと、牛乳に入れたあとでダマになり、往生することも。また、牛乳は温めすぎないのがポイント。ゼラチンを溶かすため、ある程度の温度は必要ですが、温めすぎると、生クリームも酒粕も分離してしまいます。できれば温度計を使って、最適な温度を保つようにしてください。

作り方
  1. 粉ゼラチン大さじ6は90ccの水を加えてふやかしておく。
  2. 吟醸酒粕と生クリーム100ccをすり鉢に入れ、すりこぎですって良く混ぜ合わせておく。
  3. 鍋に牛乳500ccを入れて弱火に書け、70度まで温めたらグラニュー糖100gを加えて良く混ぜ合わせて火を止め、さらに1の粉ゼラチンを加えてだまにならないように溶かす。
  4. 3に2の酒粕と生クリームを入れて、泡立て器を使って全体を馴染ませるように良く混ぜ合わせる。
  5. ゼリー型10個に、4を均等に分け入れ、あら熱が取れるまで冷ましてから、冷蔵庫で冷やし固める。
  6. 固まったら皿にあけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●ゼラチンの分量は製品によってばらつきがありますので、説明を読んで適当な量を量ってください。ブラン・マンジェだけでは何となく寂しい感じがする、という方はソースを添えても結構ですが、案外何もしない方が味を邪魔せず美味しく感じます。作り方もそれほど難しくありませんので、ぜひ一度試してみてください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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