用意するもの(概略)
- 生筋子1腹
- 醤油適宜
- みりん適宜
- 柚子こしょう(盛りつけ用)少々
一口メモ
●いくらを皮から外すのは手間がかかりますが、一度自分で漬けたいくらを食べてしまうと、その手間も何のその、という気になってしまう美味しさです。いくらや筋子が本来あまり好きでないさん生も、私が漬けたいくらなら、それこそいくらでも食べられると言います。さん生家では、醤油は和歌山湯浅のたまりを使っているので、これだけでも十分に美味しく漬かるのですが、やはり多少アルコール分が入った方が味も深く、保存もきくようです。ただ、日本酒をそのまま使うと酒臭くなり、下戸の方にはちょっと食べにくくなるので、みりんを使っています。みりんの量はお好みで調節してください。甘めが好きな方は多めに入れ、しょっぱいのがいいという方は少なめに。
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作り方
- 生筋子は40℃程度のお湯につけ、皮を丁寧に取り除く。筋子が冷えているとすぐにお湯が冷めるので、随時適温を保つのがコツ。最初は湯の中で振るようにして身をはがし、取れないものは指の腹を使って軽く絞り出すようにすると良い。大きな皮がはがれたら、何度かお湯を換えながら筋や細かい皮を取り除く。お米を研ぐような要領で、ザルを使って上手にお掃除する。全体にキレイになったら(この時点では魚卵は白っぽい)、冷たい塩水にさらして引き上げると、鮮やかないくら本来の色になる。
- 皮を取り除いたいくらを保存容器に移し、醤油をひたひたに入れる。みりんはお好みの量で。味を見ながら調節すると良い。
- 冷蔵庫に保存して、半日程度から食べられる。
- 器に盛りつけて出来上がり。自家製の柚子こしょうを添えるとまた味わい深い。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
一口メモPart2
●白いご飯にとにかく合うので、ついつい量が進んでしまいます。丼に白飯を盛りつけ、もみ海苔を敷き、その上からいくらの醤油漬けを載せて柚子こしょうを添えると、ちょっとしたご馳走に。もちろん単品でもとても美味しく、日本酒のつまみにはこれ以上のものはありません。市販のいくらの中には、人工的に作られたものもあり、生の筋子を買ってきて自分で漬けるのが一番安心できます。生筋子が出回るのは秋から冬にかけてのみ。短い期間しか味わえない贅沢を、ぜひ堪能してください。
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