料理と器:杉江保枝

FILE167

DATE:
2007.11.16

『がんもどきのカレー煮』

●先週のおもてなし料理は「飛竜頭」。今週はその飛竜頭を使ったちょっと変わり種の煮物をご紹介します。がんもどきをカレーで煮るなんて意外に思われるかもしれませんが、これが結構美味。実はこれ、さん生の言わばお袋の味。子どもの頃に良く作ってもらったんだとか。従業員さん(実家が歯医者なので)のお昼ご飯に毎日うどんを出していたので、そのつゆを利用して子どもの喜びそうな料理を考えたのかもしれません。作り方は簡単。がんもをめんつゆ風のダシで煮て市販のカレールウを加えるだけ。味はズバリ、そば屋のカレーうどん。うどんは入っていませんが、醤油味の染みたがんもにカレーが良く合うのです。煮汁を少し薄めれば、うどんを入れても美味しく召し上がれます。ネギを多めに加えるとまた風味が増します。お好みで七味唐辛子をかけて召し上がってください。ちなみに肉厚なところを味わいたいため、がんもの具は控え目に。今回はひじきとゴマ、銀杏で作りました。
用意するもの(概略)
  • がんもどき(中サイズのもの6〜8個/手作りする場合はfile166を参照。但し具はゴマ、ひじき、銀杏のみ使用)
  • だし汁カップ3
  • 酒・みりん・醤油各20cc
  • 市販のカレールウ(中辛タイプ)50〜100g
  • ネギ適宜

一口メモ

●がんもは肉厚に仕上げたかったので、具を少なめにして作りました。今回はひじき大さじ1にゴマ大さじ1/2、銀杏をがんも1個に付き1個というシンプルなラインナップ。ゴマの風味がまたカレーとマッチして、美味しく出来上がります。手作りのがんもどきはあまり油は気になりませんが、市販のがんもは油がぎとぎと感じることがありますので、一度湯通ししてから使うといいでしょう。

作り方
  1. がんもどきは油が気になるようなら湯通ししておく。
  2. 鍋にだし汁カップ3を入れて火にかけ、沸騰してきたらがんもどきを入れ、さらに酒、みりん、醤油各20ccを加えてさっと煮付ける。
  3. がんもどきに火が通ったら、市販のカレールウを加える。分量はお好みで。ひと箱分(約100g)入れると持ったりした出来上がりになるが、味がやや濃くなるので注意。さらっとした仕上がりなら半量でも十分。
  4. ルウが溶けてふつふつと湧いてきたら味見をし、味が足りないようなら醤油で整える。濃すぎるようならダシで割っても良い。
  5. 器に盛りつけて出来上がり。みじん切りにしたネギを添え、卓に供する。お好みで七味唐辛子をかけても良い。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●最初にがんもを煮付ける際は、あとからカレールウを加えることを考え、薄味に仕上げます。カレールウも商品によって味が違いますので、普段お使いになっているものを使うと失敗が少ないと思います。もちろん、カレー粉と小麦粉を炒めてご自分でルウをお作りになっても結構です。その場合はがんもの味付けを少し濃いめに調節してください。ルウは全体に溶けてふつふつ湧いたら出来上がり。ちょっと変わった味かと思いますが、醤油味がベースなので、あまり違和感はありません。ぜひ一度お試しになってみてください。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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