料理と器:杉江保枝

FILE176

DATE:
2008.01.18

『りんごきんとんのスウィートポテト』

●先週の『黒豆入り蒸しパン』に引き続き、お正月の残り物を使ったおやつです。きんとんは砂糖がたっぷり入っているため比較的日持ちはするのですが、やはり時間がたつと味が落ちてきて今ひとつ。そこでちょっと手を加えてオーブンで焼き、スウィートポテト風の焼き菓子に仕立ててみました。卵とバター、生クリームを加えてあるので味はぐっと洋風になり、上からシナモンを振りかければ、きんとんとはまた違った味わいに。栗の入ったきんとんなども同様に焼くことはできると思いますが、りんごきんとんの場合は甘酸っぱさがちょうど良くて、またシナモンとの相性がバッチリなので、とても美味しく仕上がります。なおきんとんは市販のものではなく、さつま芋を使った自家製を使用してください。りんごきんとんの作り方は料理ファイル18を参照してください。
用意するもの(9号のアルミカップ6つ分概略)

一口メモ

●一応目安の分量を記しましたが、実際にはさほど神経質になる必要はありません。今年のりんごきんとんは、りんごの状態が悪くややゆるめの仕上がり。これ以上水分を入れるとゆるゆるになってしまうので、バターも生クリームも控え目にしてあります。きんとん自体がしっかり出来上がっている場合は、生クリームでゆるさを調節してください。

作り方
  1. バターは電子レンジで30秒ほど加熱して溶かしておく。
  2. オーブンは予め230℃に温めておく。
  3. りんごきんとんをボウルに入れ、卵1個を割り入れよく混ぜ、さらに1の溶かしバター、生クリーム大さじ1を入れてよく混ぜる。
  4. オーブン皿に9号のアルミカップを並べて、3のタネを均等に流し込む。
  5. オーブンの余熱が済んだら4を入れ、15分加熱する。
  6. 焼き上がったらオーブンから取り出してあら熱を取り、シナモンを振りかけて出来上がり。

※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。

一口メモPart2

●焼き時間を15分としてありますが、10分程度で一度様子を見て、表面がふつふつ言う状態が過ぎて少し乾いているようなら、ほとんど焼き上がりといっていいでしょう。焼き上がったらシナモンを振りかけますが、これはお好みで。また生クリームを上からしぼればちょっとしたおもてなしケーキに早変わり。ぜひお試しを。

※このレシピは『柳家さん生公式サイト・さん生さんちの台所』の中にある、「今週のおもてなし料理」のコーナーで紹介された料理を詳しく紹介したものです。無断転載などはかたくお断りいたします。ご意見、ご希望、ご質問などがございましたら、メールにてお知らせください。(調理とレシピ=杉江保枝)
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