猫のジャンプ力は、後ろ足の長さに左右されるそうです。一時期大流行したアメリカン・ショートヘアーは、後ろ足が短いために高いところに昇ることができず、結果的にいたずらや事故が少ないという点も、人気の理由だったとか。
さん生家の猫は、全部日本猫です。日本猫とは、日本にいる猫の総称で、つまり雑種です。今いる猫も合わせて、これまでに合計7匹の猫を飼ってきましたが、ジャンプ力に関しては千差万別。チビのくせにいきなり高いところに昇る猫もいれば、高いところ自体にまるで興味を示さない猫もいます。
ここ数年は、高いところに昇らない猫が主流でした。先年亡くなった「まろ」というオス猫は、以前は結構なジャンプ力を誇っていましたが、年を取ってそんな無駄なことは一切しなくなりました。そのあと3歳で急死した「チャコ」というメス猫は、椅子に登るのさえ一杯一杯。それより高いテーブルには、椅子を経由しないと決して登れないという猫でした。もっとも、角度を変えると登れる場合もあり、どうやらそういう知恵があまり働かない猫だったのかもしれません。
「まろ」と「チャコ」亡き後、「ここのつ」というオス猫が一匹だけ残されました。「ここのつ」は現在6歳。王者の風格を備えた大きな猫ですが、高いところにはさして興味はありません。仲間もいなくなってしまった後は、前にも増して物静かになり(王者は小さなことにはこだわらず、些細なことでは大騒ぎしたりしないのです)、さん生家ではしばらくの間、とても穏やかな日々が続いていました。
そこにやってきたのが「つき」です。現在9カ月ほど。やんちゃなさかりです。いえいえ、家に来たときからずっとやんちゃです。身体が大きくなるにつれ、行動半径が上に上に広がり、カーテンレールの上を綱渡りしたり、神棚に上がったり、テレビの上を走り抜けてスイッチを切ってしまったり、とにかく思いがけぬことをやってくれます。
最近は食器棚の上を渡り歩いています。あまり平気で渡り歩くので、最近は叱ることもしなくなりました。食器棚の上には、猫にはいたずらされたくないような物を置いていたのですが、それもやむなく撤去。いまや食器棚の上は「つき」の天下です。
外猫の場合、高いところにいる方がエライ、という話を良く聞きますが、家猫の場合はどうなんでしょう。「つき」を見ていると、ただバカをやっているだけにしか見えません。「ここのつ」もほとんど相手にしていません。「ばかだねえ、この子は」という顔をしてさり気なく目を逸らしてしまいます。要するに「お山の大将」なんですね。
というわけで、食器棚の上で威張っている「つき」をパチリ。
お山の大将われ一人

あ、ちなみに今日のさん生は、日芸の後輩たち(落語研究会)の新入生歓迎コンパに出席するために江古田に出かけてゆきました。
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