料理と器・杉江保枝
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野趣あふれる苦味が美味しいふき。主に和食に用いられるお野菜ですが、今回は洋風のアレンジをご紹介いたします。合わせたのはチーズ。洋食の定番料理、キッシュにふきをプラスしてみました。ふきだけでも美味しいキッシュが出来上がるのですが、合い挽き肉を一緒に使うとさらに旨味がアップ。合い挽き肉といえばナツメグが欠かせませんが、ふきの苦味とナツメグも意外な好相性。色々な香りやお味がさまざまに手を結んで、満足感のある一品が出来上がりました。ちなみに、同じように合挽肉を使って、ふきのトマト煮を作ってみましたが、こちらも美味。やはりナツメグが良い塩梅に効いています。ふきもそろそろシーズンオフですが、見かけたらぜひ試してみてください。
用意するもの(18センチのタルト型1台)
タルト生地(作りやすい分量)
アパレイユ(キッシュの中身)
キッシュの具
作り方
ポイント1
甘くないタルト生地を使用しています。この分量だと、18センチのタルト型2台分程度になりますが、これ以下の分量では作りづらいので、この分量でお作りになることをおすすめします。レシピ内にもある通り、余った生地はまたまとめて冷蔵庫に保存しておくと、次に使えます。次に使うときに分量が足りないようなら、新しい記事に混ぜ込んでも大丈夫です。また、3ミリ程度に伸ばして適当な棒状に切ってキッシュと一緒に焼くと、甘くないビスケットが出来上がります。これはこれでチーズなどと合わせると、また程よいおつまみになります。
ポイント2
ふきはアク抜きしたものを使用します。アクの抜き方はレシピ内にある通り。1束をアク抜きすると、かなりの分量になります。キッシュ用に80gを取り分けたら、残りは他のお料理に使いましょう。前文にも記しましたが、トマト煮などもお勧めですよ。なお、キッシュ用には先の細い部分を使用すると良いでしょう。
ポイント3
キッシュは温かいものをいただきます。焼きたて熱々ではなく、生暖かい状態がベスト。焼きあがったらすぐに型から外して切り分け、適当な温度になったら卓に供します。冷たくなったキッシュは温めてお出しします。電子レンジより、オーブントースターがおすすめ。アルミホイルに包んで5〜10分ほど加熱すると、程よく温まります。
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