トップページ > 今週のおもてなし料理 > 人参とパンチェッタのケーク・サレ(file418)

人参とパンチェッタのケーク・サレ(file418)

料理と器・杉江保枝

dish418.jpg

難易度:

中級者向け

調理時間:50分程度

使っている食材

  =野菜  =肉  =魚貝

  =果物  =その他

ケーク・サレとは、塩ケーキのこと。甘さを加えず、野菜やベーコン、チーズなどお好みの具を練り込んで作ります。おやつではなく、食事のメニューの一つとして、またワインのおつまみとして供されます。具はさまざまですが、今回はすりおろした人参とパンチェッタを使いました。パルミジャーノ・レッジャーノもたっぷり入った贅沢なお味。ケーキというとバターで高カロリーのイメージがありますが、使っている油分は100%オリーブオイル。口当たりも軽く、思わずワインが進んでしまいます。みんなが集まるパーティーメニューとしても大活躍。ぜひお試しください。

 用意するもの(パウンド型1台)

  • 薄力粉 100g
  • ベーキングパウダー 5g(小さじ1)
  • 玉子 2個
  • オリーブオイル 50g
  • 人参 一本(120g)
  • パンチェッタ(短冊状にカットされたもの) 80g
  • パルミジャーノ・レッジャーノ 50g
  • 塩 小さじ1/2弱
  • こしょう 少々

  作り方  

  1. 人参はすりおろしておく。パンチェッタはカットされていない場合は適当な大きさに切り分けておく。
  2. 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるいにかけておく。
  3. ボウルに玉子二個を割り入れ、オリーブオイル50gを少しずつ加えながら、泡だて器でクリーム状になるまでよく混ぜ合わせる。
  4. 3に1ですりおろした人参、すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ50g、塩小さじ1/2弱、こしょう少々を加えて、さらに良く混ぜ合わせる。
  5. 泡だて器をへらに持ち替え、4に2の粉を少しずつ入れて、切るように混ぜ、最後にカットしてあるパンチェッタを加えて全体を良く混ぜ合わせる。
  6. パウンド型の内側に、分量外のオリーブオイルを塗り、パウンド型のクッキングシートを敷き、5の生地を流し入れる。
  7. 180度で余熱したオーブンで30分焼けば出来上がり。温かいうちに型から外して粗熱を取り、パンチェッタの脂分を落ち着かせるために冷めたら冷蔵庫で冷やす。食べるときは冷たいままでも、またアルミホイルに包んでオーブントースターで軽く温めても良い。

  ポイント1

パンチェッタは予めカットしてあるものを使用しました。2〜3ミリ角で1〜2センチ程度の長さがあります。スライスしたものを使う場合は、適当な大きさに切り分けてください。生でも食べられるベーコンですから、混ぜる前に火を入れることはせず、直接生地に混ぜ入れて焼きます。こうすることで加熱しすぎることを防ぎます。

  ポイント2

ケーク・サレの具は、お好みでさまざまなものが使えます。今回はすりおろした人参を直接加えて焼き上げましたが、適当な大きさにカットして、ゆでたり炒めたりしてから入れても可。もちろん他の野菜も同じように適当にカットして加熱、冷まして加えることができます。粉や玉子の分量は、基本的には同じですから、お好きな具を使っていろいろ工夫してみるといいでしょう。

  ポイント3

パンチェッタのように脂分の多いものは、焼き上がりは脂が溶けた状態で、味が落ち着きません。一旦冷やして脂分を十分に落ち着かせてからいただきましょう。レシピにもあるように、冷たいままでも結構ですし、少し温めてからいただくのもまた美味しいものです。そのあたりはお好みで。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/3345

コメントする


このサイトについて

  • 料理作家・杉江保枝がプロデュース。「きちんと作って、きちんと食べる」をコンセプトに、美味しいお料理とこだわりの食生活をご案内します。
  • 杉江保枝