料理と器・杉江保枝
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/3339
肉巻きは家庭ではポピュラーなメニューですが、菜の花を使うのは珍しいかもしれません。菜の花を使った料理、というと、おひたしや辛子酢味噌、炒めものが一般的でしょうか。今回は一度茹でた菜の花を薄切りの豚バラ肉で巻いて油で炒めたもの。茹でると炒めるが合体しています。菜の花はもともと油との相性も良く、豚バラの脂身とのバランスも抜群です。意外なことに、肉巻きにして炒めたほうが、ただ茹でただけの菜の花よりも風味や苦味を強く感じます。お口の中にいっぺんに春が広がる感じです。また今回はソースに一工夫。肉巻きというと、甘辛いタレをからめることが多いのですが、マスタードと白ワイン、生クリームを使って洋風のソース仕立てにしてみました。目先が変わるのみならず、もちろんお味も新鮮。パンをお供につければ洋食の立派な一皿になります。なお、今回はちんげん菜花を使用していますが、もちろん本来の菜の花であるアブラナを使っても作り方は変わりません。
用意するもの(1〜4人分)
作り方
ポイント1
菜の花は茹で過ぎないように注意しましょう。根元を先に入れて葉と花の部分はさっと茹でる感じに。茹で上がったら水に取らずにザルに上げます。花のある野菜(ブロッコリーなど)は、水にさらすと水分を吸いすぎて美味しくなくなるので、花の部分は水につけないようにします。全体を団扇などであおいで冷ますとよいのですが、なかなかそうも行かないので、根元だけを流水にさらしてあとは自然に冷めるのを待つと良いでしょう。
ポイント2
菜の花には火が通っていますので、焼くときは肉だけに火が通るようにします。まず肉の端が重なっている方を下にして焼きます。火加減はそれほど強くないほうが上手に焼けます。焼いている間にソースの準備。予めマスタードと白ワインを混ぜあわせておいて、肉巻きの仕上げにフライパンに加えます。
ポイント3
粒マスタードは、高温で加熱するとはねることがあるので注意しましょう。ソースを仕上げるときは、肉を焼いていた時と同じくらいの中温で。生クリームを加えたら味を見て、塩・こしょうで調えます。少し煮込んでとろみを出したあと、皿に盛り付けます。
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/3339
レシピを検索 |
食材や調理方法、料理名などを入力すると、 |
最近のレシピから
コメントする