料理と器・杉江保枝
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以前ご紹介した蓮蒸しの揚げ出しバージョンです。すりおろした蓮に上新粉を混ぜて団子にし、低温の油でじっくり揚げてお出しでいただきます。蓮蒸しには銀杏をプラスしましたが、今回の蓮団子には鶏のひき肉を混ぜ合わせてあります。その分ボリューム感が増し、たとえばお子様でも美味しく食べられるお味になりました。もちっとした歯ごたえはもちろん健在。表面はカリッとしているので、その香ばしさも嬉しいところ。付け合せには最近よく目にするわさび菜を添えましたが、水菜やカイワレを添えてもいいでしょう。また、今回は揚げ出しということでだし汁と合わせてありますが、そのまま軽く塩をつけて食べても美味。小さめの団子にして、塩と一緒に供するのも乙なものです。
用意するもの
作り方
ポイント1
蓮団子は低温の油で揚げるのが上手に作るコツです。油の温度が高いと表面が早く焦げてしまい、色味が悪くなります。また、中までしっかりと火を入れないと粉っぽくなるので、時間をかけてじっくりと揚げます。出来上がった蓮団子は、もちっとした鶏しんじょのような味わい。汁で味わわない場合は、予め塩・こしょうなどで味付けして揚げても美味しいでしょう。また、小さめに作って、お好みのお塩でいただくのも美味しい食べ方です。
ポイント2
汁には一番だしを使用します。揚げ出し豆腐などもそうですが、だしの香りを大切にしたい場合は一番だしを使ってください。調味料は、日本酒、みりん、おしょうゆが1:1:1。塩気が薄い気がしますが、だしがしっかりとれていれば十分旨味を感じるはずです。この分量は天つゆなどにも応用がきくので、覚えておくといいでしょう。
ポイント3
付け合せとして青菜を用いています。今回はわさび菜を茹でて使用しましたが、カイワレをそのまま添えてもかまいません。ゆでた水菜でもいいでしょう。また、蓮団子のみを盛りつけて、千切り柚子や小ねぎなどを散らしても美味しく出来上がります。お好みのアレンジで召し上がってください。
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