料理と器・杉江保枝
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以前に『セロリのきんぴら』をご紹介したことがあります。こちらは醤油で味付けした、一般的な和風のきんぴらでしたが、今回はちょっと趣向を変えて、塩味で胡椒を利かせた洋風きんぴらのご紹介です。和風のきんぴらもむろん美味しいのですが、お醤油味ばかりのおかずが並んでしまうと、ちょっと食指が伸びない場合があります。そんなとき、ほんの少し味付けの変わったひと品があると、箸休めにもなって便利です。変わった味付けといっても、ベースはかつおだし。醤油は使わず塩とみりんで調理し、仕上げに粗挽き胡椒をたっぷり利かせます。お酒のおつまみとしても美味しくいただけますし、もちろん普段のお総菜としてもお召し上がりいただけます。ぜひお試しください。
用意するもの(概略)
作り方
ポイント1
セロリは、繊維に沿って着るので筋を取らなくても大丈夫ですが、外側の部分を使う場合は、やや固すぎることがあるので、筋を取ってから調理してください。煮すぎるとせっかくのしゃきしゃき感が台無しになってしまうので、調味料は少なめにして、一気に煮詰めて仕上げます。胡椒が利いているので塩味は薄めでも大丈夫。お好みの分量を加減してください。
ポイント2
写真写りを考慮して、今回は葉の部分を一切使いませんでしたが、葉の部分も一緒に使っても美味しくできあがります。葉が余ってしまったら佃煮風にするのもおすすめ。佃煮にする場合は、刻んだ葉を鍋に入れ、だし汁、砂糖、醤油を加えて煮込みます。仕上げに鷹の爪を入れてピリ辛にするとほどよい酒のつまみに。味付けはお好みですが、佃煮らしく仕上げるなら、甘辛がおすすめです。砂糖をやや多めに入れてみてください。
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