料理と器・杉江保枝
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数日間、さん生が旅に出ていて一人の食事が続きました。一人だとご飯を炊くのがちょっとめんどうになり、つい麺類が多くなるのですが、さすがに毎日麺類というのも飽きてしまいます。そんなとき、ふと思い付いてリゾットを作ってみたら、これがことのほか簡単で、しかも美味。すっかりお気に入りになってしまいました。きのこのリゾットは、割と定番で良くあるパターンですが、そこに松の実を加えたのが「さん生さんち」流。松の実には不飽和脂肪酸が多く含まれており、コレステロール値の減少に効果があることでも知られていますので、メタボなさん生にもぴったりです。その上、老化防止や美肌効果も期待できますから、女性にもお勧め。お好みで、パルメザンチーズをたっぷりかけて召し上がれ。
用意するもの(概略)
作り方
ポイント1
米を洗わずに使うのがリゾット。洗ってしまうと粘りが出ず、単なる雑炊になってしまいます。それでも気になるようなら軽く水洗いしてから使用してください。炒めるとすぐに、米の表面に透き通った膜のようなものが出てきます。この膜が次第に粘りに変身して、本格的な味わいに。白ワインを飲まないさん生家では、日本酒を使用しましたが、もちろん白ワインの方がおすすめ。日本酒を使用する場合は、ちょっと贅沢をして、吟醸酒など香りの良いものを使ってください。仕上がりは、米にやや芯が残っている状態がベスト。ふたをして15分ほど煮込みますが、途中、米の具合を見てちょうど良い仕上がりになっているようなら時間を短縮してしまっても構いません。
ポイント2
タマネギを炒めるときに塩を少々加えると、タマネギから水分が出て焦げにくくなります。きのこについても同様です。この一手間を知らない方が意外と多いのでここで補足します。この料理に限らず、炒め物をするときは、材料を加える度に少量の塩をするように心がけると、ビックリするほど上手に作れるようになりますよ。例えば青菜などは色鮮やかに仕上がりますし、炒め時間も少なく、また油の節約にもなります。塩・胡椒で味を調えるのは最後だけでいいと思われがちですが、この点を押さえて調理すると、料理上手になれるかも? ただし、青菜などの場合は、水分が出すぎてべちょっとなっちゃうことがあるので、火加減も大切。葉物を炒めるときは「強火で手早く」が鉄則です。
ポイント3
薬膳でもお馴染みの松の実には様々な効能があります。不飽和脂肪酸が多く、コレステロール値を減少させることは広く知られていますが、カルシウムや鉄分も多いので、目眩や貧血にも効果有りとされています。肌がうるおい、老化防止にもなるとも言われ、なかなかうれしい食材です。しかも松の実を加えることで味にコクが出ます。ココナツミルクや生クリームを加えているのに近い感覚です。普通のリゾットの場合、仕上げにバターを入れることが多いのですが、松の実を入れればバターは必要ないでしょう。さらに、きのこは繊維質が豊富で、便通を良くします。身体のためにもとても良いひと品。酒を飲んだ次の日など、胃が疲れているときもうれしい料理です。
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