料理と器・杉江保枝

気温が上がり、ピリ辛ものがちょっぴり恋しくなる季節。今回は、やはり夏の定番であるゴーヤに挽肉を詰めて、辛みと酸味を効かせたトマトソースでいただくお料理です。作り方はさほど面倒ではありません。ハンバーグのタネをゴーヤに詰めて、蒸し焼きにしたものと考えていただければいいでしょう。ゴーヤの種とわたを取るのにほんの少し手間がかかりますが、スプーンを使ってくりぬくようにすれば簡単。わたの部分を残しすぎると苦味が増すので、こそげるようにして取り除きます。あとはオリーブオイルを引いたフライパンか炒め鍋で蒸し焼きにするだけ。ソースもトマトケチャップとレモン汁、タバスコを混ぜるだけのお手軽な味付け。それでも見た目は結構豪華ですから、おもてなし料理にもぴったりです。ビールのつまみにも最適なひと品。気温がぐんと上がってきたら、ぜひ試してみてください。
用意するもの(概略)
- ゴーヤ(大)1本
- 合い挽き肉120g
- タマネギ1/2個
- ニンニク1片
- 塩小さじ1
- 胡椒・ナツメグ少々
- 玉子1個
- パン粉大さじ2
- オリーブオイル適宜
- トマトケチャップ大さじ3
- レモン汁大さじ2
- タバスコ適宜
作り方
- タマネギとニンニクをみじん切りにし、合い挽き肉120g、玉子1個、塩小さじ1、胡椒・ナツメグ少々、パン粉大さじ2と共にボウルに入れて、よく混ぜ合わせる。最初は指先を使って全体をまとめ、徐々に手のひらを使い、やや粘りけが出るまで良くこねる。
- ゴーヤは両端を切り落とし、1/4に切り分け、スプーンを使って中をくりぬく。わたの部分も丁寧にこそげ落とす。
- 2のゴーヤに1のタネを詰め込む。両側から少しずつ詰めて、指で押してパンパンになるように詰める。
- 炒め鍋または高さのあるフライパンを用意し、火にかけ、温まってきたらオリーブオイル少々を引き、3の肉詰めゴーヤを、切り口の方から中火で焼く。焼き色がついたら、裏返して、もう片方の切り口にも焼き色をつける。鍋の材質によっては、鍋肌に肉が貼り付き、表面の肉がはがれる場合があるので、裏返すときは慎重に。フライ返しとトングを使って上手に裏返す。
- 両面に焼き色がついたら、横に倒し、やや火を弱めてふたをし、途中焼き面を変えながら、5〜10分ほど蒸し焼きにする。
- ゴーヤを箸やトングで挟んでみて、多少柔らかさが感じられるようなら焼き上がり。
- 火から下ろしてあら熱を取る。
- ボウルにトマトケチャップ大さじ3,レモン汁大さじ2、タバスコ適宜を入れてよく混ぜ合わせてソースにする。
- 6のゴーヤのあら熱が取れたら、1センチ程度の厚さに切り分け、皿に盛りつける。8のソースを添えて卓に供する。
ポイント1
もうお馴染みですが、ゴーヤはわたを良く取るのが美味しく作るコツです。輪切りにしたゴーヤからわたをこそげるのはちょっと面倒ですが、スプーンを使って上手に取り除いてください。ゴーヤは長めに切ってもいいのですが、1/4程度の長さの方が、わたを取りやすいと思います。最初は小口からスプーンを差し込んで回すようにします。両側から同じ動作を繰り返し、最後に真ん中をこそげると簡単です。
ポイント2
中に詰める肉は、合い挽きを使用。ハンバーグのタネを作るのとほとんど同じです。ゴーヤというと豚肉と合わせるイメージが強いのですが、今回は辛いトマトソースという前提で考えたので、合い挽き肉という結論に落ち着いた次第。実は豚肉でも作ってみましたが、この場合はトマトソースより辛子醤油の方が合うようです。豚肉を使った場合は、ゴーヤに包んだシュウマイみたいで、これはこれでなかなかの美味。冷蔵庫の中身と相談して、いろいろとアレンジしてみるのも楽しいですね。またソースのタバスコはお好みで。辛いのが苦手な方は、入れなくても構いませんが、やや辛みがあった方が全体の味が引き締まります。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
なお、通常このレシピで使用している調味料は次の通りです。
- [醤油] 和歌山県 湯浅 角長 手づくり醤油
- [塩] オーストラリア産オーガニック岩塩 500年前の塩
- [トマトケチャップ] 高知県 株式会社ケンショー(ソース工房)のトマトケチャップ
- [ごま油] 東京都 中落合 小野田製油所 玉締めごま油一番しぼり
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