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ゴーヤとさつま揚げの炒め煮(file255)

料理と器・杉江保枝

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またまたゴーヤのメニュー? と言われそうですが、何しろ今年は庭でいやと言うほど獲れるものですから、とにかくゴーヤを食べなければなりません。というわけで、今回はさつま揚げと一緒に炒め煮にしてみました。さつま揚げは切り昆布などと炒め煮にしますが、今回目指したのも、そうした気取りのないお総菜風料理。味も濃いめで、さつま揚げを湯通しするなど面倒な手順は省いてあります。パパッと作れて、毎日の食卓に並ぶのにふさわしい料理です。ゴーヤの苦味とさつま揚げのうま味がマッチして、なかなかの美味しさ。ぜひ試してみてください。

 

用意するもの(概略)

ゴーヤ1本

さつま揚げ300〜350g程度

だし汁300cc

みりん20cc

醤油30cc

ごま油少々

塩少々

 

作り方

  1. ゴーヤは縦半分に切って種を取り、白いわたの部分をスプーンなどでこそげ落とす。薄切りにした後、塩少々をふりかけ、軽く揉んでおく。
  2. さつま揚げは、長さ2〜3センチ、幅5ミリ〜7ミリ程度の短冊に切っておく。
  3. 鍋を火にかけ、温まってきたらごま油少々を引き、まずゴーヤを軽く炒めた後、さつま揚げを軽く炒め、だし汁300ccを加える。
  4. だし汁が沸騰してきたら、みりん20ccを加えて一度煮きり、醤油30ccを加える。
  5. 中火にして、ときどきかき混ぜながら、汁が半分ほどになるまで煮れば出来上がり。

 

ポイント1

ゴーヤのわたをこそげておくのは苦味対策。塩少々をふってから軽く揉んで調理するのも、もうお馴染みのやり方ですね。この方がうま味が逃げずに美味しく仕上がります。ゴーヤチャンプルのときなども、この一手間が効果的です。炒めるときはゴーヤを先に。全体にごま油が回ればいいので、さっと炒めてさつま揚げを加えてください。

 

ポイント2

さつま揚げにはもともと味がついていますから、濃いめの味付けと言っても、醤油などはやや控え目にした方がいいでしょう。みりんの代わりに砂糖を使っても構いません。今回は、東京など関東地方には昔からあるような、普段着のお総菜を目指しましたので、さつま揚げも油抜きなどはせずそのまま炒め煮にしてしまいます。煮る時間は5〜10分程度。中火でササッと煮込む感じです。煮すぎるとゴーヤが柔らかくなってしまいますが、それはそれで美味しいので、あまりあれこれ悩まず作ってみてください。

 

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これまでのコメント[4]

No.77のきょうこさんのコメントへの返信

きょうこさん、いつもありがとうございます。
ゴーヤがとれすぎて困るときには、ぜひご活用を!
冷えても美味しく食べられるので、熱いおかずはイヤだな〜と思うときに重宝しますよ。

こんにちは。
ウチでもようやくゴーヤがとれ始めたので、やってみました。
意外な組み合わせと思いましたが美味しかった!冷たい日本酒のつまみに最高ですね。
我が家でも定番になりそうです。

No.75のヤマヤマさんのコメントへの返信

ヤマヤマさん。いつもありがとうございます。
さつま揚げと合わせるのはちょっとした発見でした。知人から沢山いただいて、焼いたり炒めたりおでん風にしたり、いろいろ使っているうちに、ゴーヤもいいんじゃないかな、と思って作ってみました。自分で言うのも何ですが、ちょっとクセになる味ですよ。さつま揚げはそれ自体にうま味がぎゅっと詰まっていますから、そのうま味がゴーヤにしみこんで何とも美味しく仕上がりました。居酒屋のお通し風の味ですが、ぜひ試してみてください。

ゴーヤ大好きです。いつもチャンプルーばかりでした。チャンプルーも大好きだからいいのですが、煮物も美味しそう。
さつま揚げ!焼いてショウガ醤油でもよし、チャンポンでもよし、煮物にもよし、懐の深いヤツですね。

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