料理と器・杉江保枝
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夏になると麺類を食べる機会が多くなり、めんつゆを常備するようになります。市販のものを使えば手軽でいいのでしょうが、いろいろと余分なものが入っているのが気になります。そこでめんつゆも自宅で手作り。醤油とみりんにかつお節をたっぷり入れて煮出し、濾したものを保存しておきます。このめんつゆ、麺類だけではなく、とても重宝。刻んだオクラを和えてもいいし、ゴーヤのおひたしにダシ醤油として使用することもできます。その他、和え物のちょっとした隠し味にも大活躍。そして今回は、ピーマンを網焼きにして、水で薄めためんつゆに浸した簡単料理をご紹介。めんつゆを作るのが面倒という方は、市販のものを使用しても構いません。しゃきしゃきとした歯触りと、夏ならではのピーマンの香りをお楽しみください。
用意するもの(概略)
自家製めんつゆ大さじ2
水大さじ2
ピーマン2個
塩少々
茗荷1個
作り方
ポイント1
めんつゆを作るときは、ダシ昆布を入れても構いませんが、昆布が入るとやや日持ちが悪くなるような気がします。かつお節だけでも十分に美味しいので、無理に昆布を入れる必要はないのではないかと思います。醤油とみりんは2:1の割合で。ただし、みりんの味によってはもう少し多めにした方がいい場合もあるので、お好みで分量を加減してください。煮出すときは弱火でじっくりと。沸騰してきたら火から下ろしますが、みりんや醤油の麹臭さが気になる場合はしっかり煮きった方が美味しく仕上がり、また日持ちもします。できあがっためんつゆは、自然に冷ましてこし器でこします。キッチンペーパーや布巾を使用しますが、かつお節につゆが残りがちなので、最後は軽く絞って無駄を出さないようにしてください。使用するときは水で薄めます。薄め方はお好みで。そうめんやうどんに大活躍しますが、酢とごま油を加えれば、冷やし中華のつゆとしても使用できます。
ポイント2
ピーマンを網焼きにするときは、軽く塩を振って焼いた方が美味しく焼き上がります。あまり塩気が多いとしょっぱくなるので、ほんの少々をふってください。塩を少しだけ加えることで、ピーマンの水分がほどよく飛んで、美味しいエキスだけが中に閉じこめられます。焼くときは皮から。ほんの少し焼き色がついたところでひっくり返し、あとはちょっとしんなりすれば大丈夫。熱いうちにつゆに浸せば出来上がり。できあがったらすぐに食べるのではなく、少し時間をおいて味を馴染ませた方がいいでしょう。
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