料理と器・杉江保枝
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焼き茄子は好物の一つで、さん生家の食卓でもお馴染みのメニューです。普段はかつお節と薬味を載せて、醤油を垂らしていただきますが、今回はちょっと洋風にアレンジ。トマトソースをたっぷりかけて、カリカリに炒めたベーコンを添えてみました。トマトソースは、パスタ等に使用するトマトソースに準じた作り方ですが、缶詰のトマトではなく生のトマトを使っています。完熟トマトというわけではなく、ごく普通のトマトです。その代わり、トマトケチャップを加えて味と色味を調節。煮込み時間もぐっと短縮して手軽に作れるよう工夫しました。茄子もソースも冷やしたものを器に盛りつけ、あら熱を取ったベーコンを上から載せれば出来上がり。トマトと茄子は相性バッチリですから、当然味もバッチリ。ソースをたっぷりからめて食べるとなるほどと思わせる味わい。そしてその中に広がるバジルのさわやかな香り。時折混じるカリカリベーコンの歯ごたえがまた何とも言えず、思わず冷えた白ワインが飲みたくなります。
用意するもの(概略)
茄子3本
トマト(小ぶりのもの)2個
ニンニク1片
バジルの葉5〜7枚程度
塩・胡椒適宜
トマトケチャップ大さじ1.5
レモン汁小さじ1
オリーブオイル適宜
ベーコン(やや厚めのもの1枚)
作り方
ポイント1
今回は生のトマトを使用して、ササッとトマトソースを作ります。味付けの手伝いをしてくれるのがトマトケチャップ。生のトマトは、缶詰と比べると味が薄い割に酸味がややきつく、ソース造りにはあまり向きませんが、ケチャップを加えることでコクが出ます。また、レモン汁はトマトの持っている青臭さをうまく中和してくれます。ケチャップは製品によって味付けが大分違います。塩・胡椒はケチャップの味を考えて加えてください。言わば即席のトマトソースですが、仕上げには本格的にバジルをたっぷり加えます。このバジルがまた茄子と好相性。とても美味しくなります。
ポイント2
焼き茄子はお馴染みですね。以前にも当サイトで取り上げたことがありますので、詳しい作り方はこちらを参照してください。
http://www.3lives.net/dishfile/file045.html
ベーコンはパックになって市販されているものはうまくカリカリになりません。カリカリにしたいならお肉屋さんのベーコンがおすすめ。どうしてもお肉屋さんのベーコンが手に入らないなら、無理にベーコンを載せる必要はありません。なくても十分美味しくできあがりますし、場合によってはパック入りのベーコンを軽く炒めて載せるだけでもいいでしょう。
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