料理と器・杉江保枝
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9月に入り、遅ればせながら庭のピーマンが盛んに実をつけるようになりました。あまり肥料をあげていないので出来は今ひとつですが、収穫量は二人暮らしには十分なほど。サラダや炒め物に重宝ですが、今回はちょっと目先を変えてナムルを作ってみました。作り方は至って簡単で、千切りにして湯通ししたピーマンとわかめを、塩とごま油、すりごまで和えるだけ。ピーマンは生のままでも食べられますが、湯通しすると食べやすくなりますし、消化も良くなります。今回はピーマンとわかめだけですが、やはり湯通しした水菜を一緒に合わせても美味しく仕上がります。野菜が足りないな、と思ったときにひと品添えてみてはいかがでしょうか。
用意するもの(概要)
ピーマン(小) 5個
わかめ 戻した状態でひとつかみ程度
(今回は塩蔵のわかめを使用しています。)
塩 小さじ1/2
ごま油 小さじ2
白ごま 大さじ1
作り方
ポイント1
ピーマンは、茹でてしまうと歯ごたえがなくなるので、さっと熱湯をかけて軽く湯通しする程度にします。ややしんなりしていながら、ぱりっとした歯ごたえが残っている感じに仕上げましょう。わかめは水で戻してそのまま使用しましたが、こちらもさっと湯通しするとさらに上品な味わいに仕上がります。水菜を加えるときは、2〜3センチの長さに切ったあと、ピーマンと同じ要領で軽く湯通しして使用します。ピーマンはやや固いので水気を絞ることはできません。手のひらで絞ってしまうとぽきぽき折れて歯ごたえが台無しに。そこでキッチンタオルなどで丁寧に水気を吸い取るようにします。水菜でしたら、手で良く絞るだけで結構です。
ポイント2
味付けはごくシンプル。塩とごま油だけです。ごま油は、できれば良質のものを使用しましょう。すりごまを加えていますが、場合によってはなくても構いません。ごまの摺り具合は六分ほど、とレシピには書きましたが、もっと粗くても構いません。摺らずに入れるのもまた美味しいのですが、歯の悪い方にはあまりおすすめできないかもしれません。
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