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さつまいものリゾット(file264)

料理と器・杉江保枝

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このところ胃の不調に悩まされていました。そんなときにありがたいのがお粥や雑炊。でも、毎日食べ続けているとちょっと飽きてくるし、調子が良くなればなったで、多少ボリュームのあるものもほしくなります。そこで作ってみたのがさつまいものリゾット。何だか見た目が栗ごはんみたいですが、立派なリゾットです。実はこのリゾット、ベーコンを入れるとより一層美味しいのですが、脂っこいものは消化に悪いので、今回はさつまいもののみ使用。それでも十分美味しくいただけます。さつまいもの甘味が何とも言えずお腹にやさしひと品。ぜひお試しください。

 

用意するもの(概略)

米1合

さつまいも(小)1本 約110g

タマネギ1/2個

ニンニク1片

オリーブオイル適宜

白ワイン100cc

水300cc

顆粒コンソメ5g

パルメザンチーズ大さじ1

塩・胡椒適宜

小ネギ適宜

 

作り方

  1. さつまいもは皮を剥き、1センチ角程度の大きさに切って、水にさらしてアクを抜いておく。
  2. タマネギとニンニクはみじん切りにする。
  3. 鍋を火にかけ、温まってきたらオリーブオイルを引き、2のタマネギとニンニクを中火で炒める。炒める際はほんのひとつまみの塩を振りかけると焦げにくい。
  4. タマネギが透き通ってきたら、米1合を水洗いせずに炒める。
  5. 米がやや透き通って、表面に膜のようなものができてきたら、白ワイン100ccを加えて一度沸騰させてアルコール分を飛ばす。
  6. 5に水300ccと顆粒コンソメ5gをアク抜きがすんださつまいもと共に入れ、弱火に落としてふたをして10分〜15分ほど過熱する。
  7. 10分〜15分たったら一度ふたをあけ、パルメザンチーズ大さじ1を加えて全体を良く混ぜ合わせて火を止め、再びふたをして5分ほど蒸らす。
  8. 最後に味を見て、塩・胡椒で調える。器に盛りつけ、小ネギをあしらう。

 

ポイント1

お米を洗わずに使うのはお馴染みリゾットの手法。洗わずに使うことにより、粘りのあるリゾットに仕上がります。加熱時間は10〜15分と含みを持たせていますが、これはお米の出来上がり具合のお好みにもよります。リゾットはパスタのアルデンテと同じで、芯が少し残っている程度に仕上げますが、どうしても芯が気になる方は、少し多めに過熱を。その場合は、焦げやすくなるので、水の分量をあらかじめ多めにしておいてください。

 

ポイント2

さつまいもはアク抜きをしてから使用します。アクを抜くことで色がきれいに仕上がります。切り分けた後、水にさらしますが、何となく芋自体の色がきれいになってくるのがわかります。全体に透明感が出てきたらアク抜き終了です。また、さつまいもはスープと一緒に加えて煮込みます。最初に炒めてしまうと、形が崩れてしまう恐れがあるし、この方がほっくり仕上がります。

 

ポイント3

レシピにはありませんが、ベーコンを入れる際は、タマネギやニンニクを炒める前に、最初に炒めて脂を出します。ベーコンを入れるならオリーブオイルは控え目にしてください。

 

 

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