料理と器・杉江保枝
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最近はいろいろな色のカリフラワーが出回っていますが、今回使用したのはオーソドックスな白いカリフラワー。独特の甘味を持つこの野菜をムース仕立てにしていただきます。カリフラワーだけでも美味しいムースができますが、ちょっとひとひねりして加えてみたのが、漢方でお馴染みのクコの実。血圧の低下や血糖値の抑制に効果があるとされるクコの実は、鮮やかな赤い色と甘酸っぱい味わいが特徴。白いカリフラワーの中に浮き出た紅色がちょっと可愛らしく、味わってみるとなかなかの相性の良さに思わず笑みがこぼれます。何となくお菓子みたいな見た目ですので、お子様にもお勧めかと思います。大人としては、品の良いフレッシュな日本酒と合わせていただいてほしいな、と思います。
用意するもの(5〜6人分)
カリフラワー 1/2個
クコの実 10〜15g
日本酒 30cc程度
粉ゼラチン 大さじ1
ゼラチンをふやかすための水 60cc
水75cc
牛乳50cc
顆粒コンソメ 小さじ1
生クリーム 40cc
塩 適宜
作り方
ポイント1
カリフラワーは、普段食べるときより柔らかめに茹でます。フードプロセッサーにかけるときは、水を加えないと十分なペーストになりません。75ccは目安ですので、場合によっては加減しながらペースト状にすりつぶしてください。すりつぶしたあと、牛乳とコンソメを入れて再び加熱し、ゼラチンを溶かしてムース液を作ります。最後に滑らかさと濃くを出すために生クリームを加えます。生クリームは熱いうちに加えると分離することがあるので、必ず最後に加えてください。
ポイント2
クコの実は日本酒で戻して使います。柔らかくなるまで戻しますが、やや芯が残っていても、ムース液の中で柔らかくなるので気にしなくても大丈夫です。ゼリー型がない場合は、ワイングラスなどに入れて固め、直接いただきます。その場合は、クコの実は上から散らすようにするときれいです。お好みで、ソース代わりに生クリームを添えるとさらにコクが出ます。ワインはもちろんですが、質のよい日本酒にとてもよく合いますので、お試しあれ。
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