トップページ > 今週のおもてなし料理 > 春菊の茎の佃煮(file284)

春菊の茎の佃煮(file284)

料理と器・杉江保枝

dish284.gif

 

鍋に重宝な春菊ですが、使用するのは葉っぱの部分。茎が残ってしまいます。香りの良い野菜なので、いつもは細かく刻んでお味噌汁の薬味に使ったりしていますが、今回は甘辛い味付けで佃煮風に煮上げてみました。じっくり煮上げるので、歯触りは今ひとつですが、香りはソフトになって食べやすくなります。もちろんご飯のおかずに持ってこい。熱々の白飯にちょいと載せていただくと、食が進みます。佃煮ですから酒のつまみとしても重宝です。何と言っても、茎を使用するという点で、これはいわゆる経済料理。やや濃い味で煮付けるので、多少茎の中心が白っぽくなっていても大丈夫です。今回は鍋の度に冷蔵庫にためておいて、3把分の茎を使用しました。ちょっと試してみてください。

 

用意するもの(概略)

春菊の茎 3把(3袋)分 約15〜20本程度

だし汁120cc

三温糖 大さじ1

醤油 大さじ1.5

みりん 小さじ1

 

作り方

  1. 春菊の茎は根元の部分を数ミリ裁ち落とし、残りは細かく刻んでおく。
  2. 鍋に1の春菊、だし汁(2番)120cc、三温糖大さじ1を入れて火にかける。
  3. 鍋が沸騰してきたら、醤油大さじ1.5を加え、やや強めの中火で、ときどき木べらでかきまぜながら汁がなくなるまで煮る。
  4. 汁がある程度なくなってきたら、みりん小さじ1を加えて照りを出し、やや火を強め、木べらでかきまぜながら、汁がなくなって佃煮上になるように煮上げれば出来上がり。

 

ポイント1

やや甘味の強い味付けになっています。香りの強い野菜は、甘味を強くすると独特の風味が出てきます。煮るときは終始あまり火を弱めずに煮上げます。一気に加熱して、汁を飛ばす感じです。春菊、だし汁、砂糖の順番で鍋に入れ、火にかけ、上の砂糖が自然に溶けるまで強火を保って待ちます。砂糖が溶けたら火を少し弱め、あとは木べらでかき混ぜながら、鍋肌が見えるようになるまで煮ます。繊維質までしっかり火が通ってしまうので、歯ごたえは期待できません。どうしても歯ごたえがほしいという方は、炒め煮にしてさっと仕上げるという手もあります。

 

ポイント2

春菊の茎は、もったいないからと言って鍋などに使うと固くて今ひとつ。やはり葉の部分だけを用い、さっと火を通していただくのが最良かと思います。でもそれだとどうしても茎が余ってしまいます。いろいろと食べようはあるかと思いますが、佃煮というのもなかなかのものです。ぜひ試してみてください。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/612

コメントする


このサイトについて

  • 料理作家・杉江保枝がプロデュース。「きちんと作って、きちんと食べる」をコンセプトに、美味しいお料理とこだわりの食生活をご案内します。
  • 杉江保枝