料理と器・杉江保枝
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たけのこのシーズンも残り少なくなってきました。料理のバリエーションはそれなりにいろいろあるものの、やはりどうしてもオーソドックスな煮物に落ち着いてしまいがち。でもずっと食べ続けているとやっぱり飽きるよね、というわけで、今回は青のりを使って磯辺揚げに仕立ててみました。揚げ物ですが、天ぷらではなく、ほとんど素揚げに近い雰囲気。アク抜きの済んだたけのこに、青のりを混ぜた片栗粉を全体にまぶして高温の油でからりと揚げます。それ自体に味付けはありませんが、そのまま食べてもまずまずの味。軽く塩をつけると、さらに美味しさが増します。お酒のつまみにはぴったりのひと品。見た目も上品で、作り方が簡単な割には、クオリティーが高そうに見えますので、ちょっとしたおもてなし料理には重宝しますよ。
用意するもの(概略)
たけのこ(小) 3〜4本
片栗粉 大さじ1
青のり 大さじ1/2
ごま油 適宜
作り方
ポイント1
たけのこはアクを抜いたものを用います。姫皮の部分も一緒に揚げると形が良くなります。小さいものはそのまま使いますが、大きめのものは穂先の方だけを揚げ物に用い、残りは煮物などに使いましょう。アク抜きをした時点で、一度日が通っていますので、揚げるときはそれほど気を遣わなくても大丈夫。表面がかりっとなれば揚げ上がりです。
ポイント2
今回は青のりをまぶして磯辺揚げにしてありますが、青のりなしの、言わば素揚げにしても美味しく食べられます。その場合は、つけ塩に一工夫するといいでしょう。抹茶塩などがおすすめです。お塩はもちろん自然塩を使ってくださいね。味がまったく違ってきます。
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