料理と器・杉江保枝
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一時期バーニャカウダに凝って大量に買っておいたアンチョビの缶詰。最近はすっかり飽きてしまって埃をかぶっておりました。さっさと使ってしまおうと思って作ってみたのがこの料理。茹でたじゃがいもをオリーブオイルで炒めて、細かく刻んだアンチョビを和えたもの。アンチョビ独特の香りと味、そして塩気がじゃがいものほくほくに良く馴染んで、見た目も結構豪華なひと品になりました。炒める際には香りづけにニンニクを使用。カリカリにして取り分けておいて、あとからトッピングします。このカリカリニンニクとアンチョビをまぶしたじゃがいもがまた良く合うのです。ビールのつまみにおすすめ。この夏ぜひお試しください。
用意するもの(概略)
じゃがいも 3個
アンチョビ 28g入りの缶詰1個
ニンニク1片
オリーブオイル 適宜
塩・胡椒 少々
作り方
ポイント1
ニンニクはじゃがいもと一緒に炒めても良いのですが、炒めている内にびちゃっとなってしまうことがあるので、先にカリカリ状態で取り分けておいて、最後にトッピングします。カリカリのニンニクと一緒にアンチョビ味のじゃがいもを食べると、これがまた格別の美味しさです。
ポイント2
アンチョビはかなり塩気があるので、じゃがいもを炒めるときに塩・胡椒はいらないのでは? と思われるかもしれません。しかし、塩というのは素材の味を引き出す働きがあります。やはり軽く塩・胡椒は欠かせないプロセスです。それに、実際に炒めてみるとわかりますが、塩なしで炒めると焦げ目が美味しそうにつきません。塩で素材の表面に小さな傷をつけることで、美味しそうな焦げ目がつくのだと思います。おまじないみたいなものですが、この辺りに料理の上手下手がでるような気がします。
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