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牛もも肉のソース煮(file308)  

料理と器・杉江保枝

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先日、シュニッツェルを食べているときに、この味の雰囲気を生かして手軽な煮込み料理は出来ないだろうか、とふと考えました。そのときはたまたま、ウスターソースにトマトケチャップを混ぜて、ごく簡単なソースを仕立てて食べていました。ロールキャベツなどにも重宝する方法ですが、このソースを応用すれば、誰でも美味しく煮込み料理を作ることができるのではないかと思ったわけです。そこで試してみたのが今回の料理。結果はもちろん非常に美味。ステーキ用の牛もも肉を使用し、シュニッツェルと同様に肉を薄くのばして調理時間を節約。長く煮込まなくても肉は軟らかくなりますし、あらかじめ味が調えられているソースとケチャップが主体ですから、味付けを失敗することがありません。誰が作ってもまず間違いなく美味しく作れるこのひと皿。見た目も豪華ですから、あまりお料理経験のない方にもおすすめです。タマネギやサワークリームで一工夫すれば、ビーフストロガノフと言っても通りそう。だまされたと思って試してみてくださいね。

 

用意するもの(概略)

牛もも肉(ステーキ用) 1枚 約200g

塩・胡椒 少々

小麦粉 適宜

オリーブオイル 適宜

トマトケチャップ 大さじ1

ウスターソース 大さじ2

赤ワインまたは水 大さじ1

付け合わせ用の野菜 適宜

今回は、粉ふきいも、にんじんのグラッセ、

油で軽く炒めたししとうを使用

お好みで粉チーズ 適宜

 

作り方

  1. 牛もも肉(ステーキ用)は筋切りをし(白い筋のところに軽く包丁目を入れる)、肉叩きか麺棒で全体を叩いて、2〜3倍の大きさまで広げる。
  2. 1の牛肉を食べやすい大きさに切り分け、両面に軽く塩・胡椒をしたあと、小麦粉を全体にまぶしておく。
  3. フライパンを火にかけ、温まってきたらオリーブオイルを引き、2の肉を焼く。両面共にかりっと焼き上げ、一度引き上げて余分な油を落としておく。
  4. 3のフライパンからキッチンペーパーなどを使って余分な油を拭き取ったあと、トマトケチャップ大さじ1,ウスターソース大さじ2,赤ワインまたは水大さじ1を入れて再度火にかけ、ふつふつしてきたら3の肉を戻し、全体をからめながら2〜3分加熱する。味を見て足りないようなら、軽く塩・胡椒で調える。
  5. 皿に付け合わせ用の野菜と共に煮込みを盛りつければ出来上がり。

 

ポイント1

初心者の方ですと、肉の筋切りの方法がわからないという方がいらっしゃるかもしれません。白っぽい筋があるので、その筋を寸断するように包丁目を軽く入れるだけなのですが、わからないようならこの手順は省いてしまってもかまいません。その代わり、肉を叩くときはかなり思い切って叩きましょう。叩くことで筋も切れます。特に肉叩きを使用すると筋が切れやすくなりますが、もちろん麺棒などでもかまいません。最初の大きさの2〜3倍くらいまで広げてください。肉を切り分けたら、塩・胡椒をします。まずバッドの面全体に塩・胡椒を振ってから肉を並べ、肉の上から同じように塩・胡椒をすれば、均等に手早く味がつけられます。小麦粉は茶こしを使うと便利です。茶こしで全体にうっすらと小麦粉を振り、裏返して同じように小麦粉を振ります。

 

ポイント2

肉は中火で焼きます。弱火だと表面がかりっとなりませんのでやや強めの火で。怖いようなら、肉を並べるまでは弱火で、それから火を強めてください。どうせ煮込んでしまうので、この過程はあまり神経質にならなくても大丈夫。でも、かりっと焼ければそれだけうま味が閉じ込められますので、できれば上手に焼いてください。

 

ポイント3

焼いた肉はいったん引き上げて余分な油を落とします。面倒な場合は、肉を焼いた状態で調味料を加えてもかまいませんが、そうすると油っぽくなり、また出来上がりもきれいではありません。ちょっと面倒でも、一度肉を引き上げた方が失敗しません。フライパンに残った余分な油は拭き取って、調味料を入れて再度火にかけます。鍋肌がふつふつしてきたら、肉を戻して軽く煮込みます。最後に味を見て、足りないようなら塩・胡椒を。

 

ポイント4

今回はつけ合わせに粉ふきいもやにんじんのグラッセを添えましたが、これはなくても大丈夫。小ぶりの皿に盛りつけて、パセリを添えるだけでも十分にご馳走です。上からパセリのみじん切りを振ってもいいでしょう。また、お好みで粉チーズをかけて召し上がってください。これがまた食欲をそそります。

 

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