料理と器・杉江保枝
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胃腸が弱っているときには、味噌を使ったおかずがとても美味しく感じます。荒れた粘膜が癒される気がします。そこで作ってみたのが今回のなめ味噌。山形の郷土料理「だし」の要領で野菜を刻んで立て塩し、しっかりと水分を絞ったあと、味噌と味醂で和えつけます。言わば「だし」の味噌版です。なめ味噌とは言え、野菜がたっぷり入っていますので、おかずとしての存在感はもちろん、そのまま酒のつまみとしても重宝します。冷や奴の上に載せると、また美味。残暑が厳しい今日この頃、食欲も落ちてご飯が進まない、なんてときにも大活躍。ああ、求めていたのはこの味だった、としみじみ思う美味しさです。作るのはちょっと面倒ですが、お時間があるときにでもぜひ試してみてください。
用意するもの(概略)
きゅうり 2本
茄子 2本
ピーマン 1個
みょうが 2本
生姜 少々
水 600cc
塩 大さじ2
味噌 大さじ4〜5
みりん 大さじ2
作り方
ポイント1
野菜は全てみじん切りにしますが、歯ごたえなどを考えて、例えば茄子ときゅうりはやや大きめに、生姜はごく細かく、といったように大きさを加減するといいでしょう。今回使用したのは、きゅうりに茄子、みょうがに生姜、それにピーマンですが、もちろん他にお好きな野菜を足してもかまいませんし、必ずしもこの材料を使わなければならないわけでもありません。ただ、生姜はあまり多くありませんが、入れておいた方がさわやかな味わいに仕上がります。
ポイント2
一番難しいのは野菜の水切りでしょうか。ザルにとって水を切るだけでは足りません。木綿の布巾を使って、雑巾でも絞る勢いでぎゅうぎゅうと絞りましょう。水分が多く残っていると、なめ味噌が傷む原因になりますし、時間がたつと水分が浮いてきて、何だか水っぽくなってしまいます。目安としては、見た目の量が三分の一程度になるまで絞るといいでしょう。立て塩に使う塩水は、かなりしょっぱいものですが、これだけ絞れば塩分は気になりません。ほのかな塩味といった感じです。
ポイント3
ポイント2でも書きましたが、野菜を漬け込む塩水は濃いめ。舐めるとしょっぱいなあ、と感じる程度の濃さです。ここで塩をけちると、野菜の水分をうまく絞ることができませんので、ちゃんとしょっぱい塩水を使ってくださいね。味噌の分量の大さじ4〜5は、お好みで加減を。最初に大さじ4程度を入れ、舐めてみて足りないようなら、少しずつ足して行くといいでしょう。
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