料理と器・杉江保枝
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蒸し野菜料理も最近はすっかり定番になっています。ヘルシーさが何と言っても人気の秘密なのでしょうが、ソースや食べ方にはもう少し工夫があってもいいのではないかと思います。世の中では、「素材の味そのまま」と称して、味付けしない食べ方が横行していますが、「素材が持つ美味しさ」を引き出すためには、本来調味料は不可欠なはず。さまざまな味が混ざり合って、その中からすっきりと素材の味が立ったときに、初めて「素材の味」という言葉が生きてくるのだと思います。というわけで今回は、キャベツ本来の旨さをきのこあんで引き出そうという料理。キャベツはまさに素材そのままを電子レンジで蒸して使用。そこにきのことタマネギを使ったあんをかけていただきます。あんとキャベツがからんだときに、初めて口中に広がるキャベツ本来の甘味が、ちょっとうま味を再発見したような気分にさせてくれます。あんには顆粒のブイヨンを使用しており、それほど難しい調理でもありません。ぜひおためしを。
用意するもの(概略)
キャベツ 4〜5枚
椎茸 4枚
しめじ 50g
タマネギ 1/2個
水 250cc
ごま油 少々
顆粒ブイヨン 5g
片栗粉 小さじ2(同量の水でとく)
塩 小さじ1/2
胡椒 少々
作り方
ポイント1
キャベツは水洗いして、その水分を生かして蒸します。時間は700Wで3分程度。早めに加熱してしまった場合は、あんをかけるまでフタまたはラップは取らずにおきます。
ポイント2
キャベツをうまくからめるために、あんに入れる具材は粗みじんにします。具材が大きすぎるとキャベツの葉とからみにくくなるためです。今回は椎茸としめじを使いましたが、エリンギやえのきでも美味しく出来ます。その日のあり合わせきのこをお使いになればいいと思います。きのこの味を引き出すために、ブイヨンを加えてから5〜6分煮込むことも大切。とろみをつける前に塩と胡椒で味を調えますが、キャベツと合わせることを考えて、やや濃いめの味付けにした方が美味しく仕上がります。
ポイント3
片栗粉の分量の目安は小さじ2。ただし、スープの煮込み具合で水分が飛んでしまう場合があり、そうなるとこの分量だとちょっと多めかも。とろみの状態を見ながら少しずつ加えていくようにしましょう。とろみはやや強めに。片栗粉を入れてすぐに火を止めてしまうか違いますが、粉臭さが残ると美味しくありません。必ず一度ふつふつと沸騰させてから火を止めてください。
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