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ふわたま豆腐(file333)

料理と器・杉江保枝

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胃が疲れているときや、体が冷えているとき、風邪でちょっぴり体調が悪いときなど、やさしい味のあったかい料理が食べたくなります。今回ご紹介するのがまさにそんなひと品。鶏ガラスープに崩し豆腐を入れて、卵と片栗粉で軽くとろみを付けてあります。仕上げにごま油をちょいと入れるのが味付けのポイント。ネギをたっぷり添えれば、芯から温まるうまさです。お好みで山椒を振りかけたり、ラー油をちょっぴりたらしても美味。レンゲですくいながら、少しずつ召し上がれ。受験生のお夜食にもおすすめです。

 

用意するもの(2〜4人前 概略)

豆腐 1丁

椎茸 3枚

水 500cc

顆粒鶏ガラスープ 大さじ1.5

塩・胡椒 少々

ごま油 小さじ1

ネギ 適宜

片栗粉 小さじ1.5(同量の水で溶く)

卵 2個

 

作り方

  1. 椎茸は石突きを取って薄切りにする。ネギは小口切りにしておく。
  2. 鍋に水500ccと1の椎茸を入れて火にかけ、沸騰してきたら、顆粒の鶏ガラスープ大さじ1.5を加える。
  3. スープが溶けたら味見をし、塩・胡椒で調える。
  4. 3のスープに豆腐1丁を、手で崩しながら入れる。
  5. 卵2個は良く溶いておく。
  6. 片栗粉小さじ1.5は同量の水で溶き、5の卵液に加えて、さらに良く混ぜ合わせておく。
  7. 4の豆腐が煮えてきたら、6の片栗粉入りの卵液を一気に加え、箸で全体をかき回す。そのまま1〜2分加熱し、スープが透明になったら出来上がり。火を止め、ごま油小さじ1を加えて全体を混ぜ合わせ、器に盛りつけ、ネギを振りかけ、卓に供する。

 

ポイント1

スープが煮立ったら豆腐を入れます。手で細かく崩しながら入れていきます。豆腐を入れると一旦鍋の中の温度が下がりますので、卵を加える際は、沸騰するまで待ちましょう。豆腐に火が通れば、鍋も沸騰してきます。ふつふつと言っている状態で、一気に片栗粉入りの卵液を入れ、すぐに箸でかき混ぜます。卵を入れた時点でも、鍋の中の温度は少し下がります。温度が下がるとスープが片栗粉の影響で濁ります。この濁りが取れて、透明になるまで加熱すればできあがりです。

 

ポイント2

顆粒スープは製品によって使用量が違ってきます。大さじ1.5は目安です。スープのみで味が十分なら、塩・胡椒を加える必要はありませんが、豆腐を入れるとやや味が薄まるので、そのあたりをしっかりイメージしながら味付けするようにしましょう。仕上げのごま油は欠かせません。軽くたらしただけで風味が違ってきます。お忘れなく。

 

ポイント3

ネギはたっぷりかけた方が美味。お好みでラー油で辛みを付けたり、山椒を振りかけたりして、味を楽しんでください。

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