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せりとイカのチヂミ(file334)

料理と器・杉江保枝

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この季節、春の香りを運んでくる野菜と言えば、せり。ごま和えにしたり天ぷらにしたり、おひたしにしたりナムルにしたり。クセのある野菜ではありますが、なかなか用途も多彩で楽しめます。そのせりを眺めているうちに、がぜんチヂミが食べたくなってきました。直感を信じて、早速イカと共にチヂミに。しゃきしゃきとした歯ごたえが、もっちりしたチヂミの生地と相まって、とても美味。こってりしたイカの味わいがうま味を添えています。タレももちろん自家製。ぜひ試してみてください。

 

用意するもの(20センチ角のチヂミ2枚)

 

チヂミ

せり 70g(約1/2把)

いかげそ 1杯分(約60g)

薄力粉 100g

片栗粉 大さじ2

塩 小さじ1/2

卵 1個

水 120cc

ごま油 適宜

 

チヂミのタレ

柚子の絞り汁 大さじ2

黒酢 大さじ1

みりん 大さじ1/2

しょうゆ 大さじ1

ネギのみじん切り 3〜4センチ分

すりごま 大さじ1

 

作り方

  1. いかげそは、太い部分は1センチ角程度、細い部分は1.5〜2センチの長さに切っておく。
  2. せりは良く洗い、根の部分も含めて2〜3センチに切る。根の部分が太い場合はタテ1/2に切っておく。
  3. ボウルに薄力粉100gと片栗粉大さじ2、塩小さじ1/2を入れて軽く合わせ、卵1個を割り入れ、水120ccを加えて全体を良く混ぜ合わせる。
  4. 3に1のイカと2のせりを加えて、ヘラを使って満遍なく混ぜる。
  5. フライパンを火にかけ、温まってきたらごま油小さじ2程度を入れて鍋肌に馴染ませ、4の生地の半量を中火で焼く。厚さが均等になるように全体を薄くのばしたあと、表面が少し乾いてきたところで裏に返し、さらに焼く。火が通ったところで、少量のごま油を鍋肌から入れて裏面に馴染ませる。同じ要領でもう一枚も焼く。
  6. 焼き上がったチヂミは、出来上がりを四角くするために四方の丸みをカットし、適当な大きさに切り分けてから器に盛りつける。
  7. タレは材料(柚子の絞り汁大さじ2、黒酢大さじ1、みりん大さじ1/2、しょうゆ大さじ1、ネギのみじん切り3〜4センチ分、すりごま大さじ1)合わせて作る。
  8. タレと共に卓に供する。好みでコチュジャンなどを添える。

 

ポイント1

生地は薄力粉だけでも構いませんが、片栗粉を加えることでもっちり感が楽しめます。小さじ1/2の塩を加えて、薄く味をつけるとより一層美味しくなります。具がかたよらないよう、良く混ぜ合わせてから焼いてください。

 

ポイント2

ごま油の分量が少ないと、表面がかりっと仕上がりません。最初はやや多めに。裏に返したあと、仕上げに再度少量のごま油を鍋肌から加えて、もう片面もかりっと焼き上げます。表面はかりっと、中はもちっとしたチヂミになります。

 

ポイント3

タレは市販のポン酢にネギやごまを加えても構いません。お好みで味付けして召し上がってください。酸味があり、やや甘味のある方が美味しく感じるようです。タレ自体には辛みは入っていないので、お好みでコチュジャンや辛み味噌などを添えて召し上がってください。

 

 

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