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京芋のカレー風味ソテー(file336)  

料理と器・杉江保枝

 

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京芋はその名の通り京野菜ですが、最近では東京でも普通に売られるようになりました。煮物にすると美味しい京芋ですが、今回はオリーブオイルでこんがり焼いたスナック感覚の料理に。里芋で作ってもいいのですが、ぬめりがあり、大きさが不揃いになりがちな里芋は調理に手間がかかります。その点、京芋は扱いやすく、火も通りやすいので、初心者でも手軽に挑戦していただけます。作り方は簡単で、5〜10ミリの厚さに切って皮を剥いた京芋を、オリーブオイルでこんがり焼いて、カレー粉と塩をまぶすだけ。ビールのおつまみに最適です。大きさを工夫すると、お弁当のおかずにもなりそう。食欲をそそるカレーの匂いが、どこか懐かしいひと品です。

 

用意するもの(概略)

京芋 3〜4センチ程度

オリーブオイル 適宜

塩 小さじ1/4

カレー粉 小さじ1/4

胡椒 少々

 

作り方

  1. 京芋は5〜10ミリ程度の厚さに切って皮を剥き、半月に切りそろえる。
  2. フライパンを火にかけ、温まってきたら、オリーブオイルをやや多めに入れる。
  3. 火を中火に落とし、1の京芋をフライパンに並べる。片面に焼き色がついたら裏に返し、裏側にも焼き色がついたら焼き上がり。不安なら竹串を刺して焼き具合を確かめる。
  4. カレー粉と塩は1:1の分量で混ぜ合わせ、胡椒少々を加えてさらに混ぜておく。
  5. キッチンペーパーを2枚程度広げた上に、焼き上がった京芋を並べ、軽く油を切ったあと、4のカレー塩を全体にまぶす。キッチンペーパーの四隅を持って袋状にし、中で芋をジャンプさせるようにすると均等にカレー塩がかかり、また汚れ物も少なくて済む。
  6. 皿に盛り、卓に供する。

 

ポイント1

京芋は思ったより火の通りが早いので、それほど神経質にならなくても簡単に焼き上がります。片面に焼き色がつき、もう片面にも同じように色がつけば、ほぼ火が通っていると考えていいでしょう。火加減は中火程度。火が弱いとうまく焼き色がつきません。火の通りに不安がある場合は、竹串を刺して確認を。すっと通れば大丈夫です。

 

ポイント2

カレー塩は、カレー粉と塩が1:1の分量で。塩は粒の細かいものを使用しましょう。カレー粉と塩だけでもいいのですが、胡椒をちょいと加えることで、思いがけずパンチのある風味になります。カレー粉は市販のものを使用しましたが、お好みでスパイスを混ぜ合わせてももちろん結構です。市販のカレー粉に、好みのスパイスを足してもいいでしょう。お好きなように味を調節してください。

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