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まぐろのタルタル風(file339)  

料理と器・杉江保枝

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今や日本の食卓になくてはならない雰囲気を醸し出すまぐろ。もちろんお刺身として食べても美味しいのですが、洋風のアレンジが効くのもうれしいところです。今回は人気の中とろではなく、赤身を使ってタルタル風に。作り方はいたって簡単で、賽の目に切ったまぐろを、にんにく、わさび、オリーブオイル、柑橘酢等で和えるだけ。ほんのちょっぴり加えたしょう油が程よい隠し味になり、洋風だけど和風でもある上等のおつまみが出来上がりました。日本酒はもちろん、ワインにも合う一品。にんにくの香りがくせになります。ぜひお試しを。

 

 

用意するもの(概略)

まぐろ さくで100〜150g程度

にんにく 1片

おろしわさび 小さじ1/4

塩 適宜

しょう油 小さじ1/2

オリーブオイル 小さじ1.5

ゆずまたはレモンの絞り汁 小さじ1.5

小ネギ 小口切りに刻んだ状態で大さじ1.5程度

かいわれ 1/2パック程度

大葉(盛り付け) 3〜4枚

 

作り方

  1. にんにくは摺り下ろす。小ネギは小口切りにして大さじ1.5程度の分量を用意する。かいわれは根を落とし、2センチ程度の長さに切って水洗いしたあと数分冷水にさらし、ざるに取ってよく水を切っておく。
  2. まぐろは5〜10ミリ程度の賽の目に切る。
  3. 2のまぐろをボウルに入れ、摺り下ろしたにんにくと、おろしわさび小さじ1/4程度、塩少々を加えて手で練るようにして和え、5分ほど放置する。
  4. 3のまぐろに、オリーブオイル小さじ1.5、しょう油小さじ1/2、ゆずまたはレモンの絞り汁小さじ1.5を加え、へらで全体をよく混ぜたあと、ネギとカイワレを混ぜてさらにサクっと全体を混ぜあわせれば出来上がり。大葉を敷いた器に盛り合わせ、卓に供する。

 

ポイント1

まぐろは赤身がおすすめです。中とろの場合は脂分が多すぎて、オリーブオイルの風味を損なってしまいます。もちろん中とろでも美味しいのですが、赤身の方がさらに美味しく出来上がります。

 

ポイント2

賽の目に切ったまぐろには、まずにんにくとわさび、塩をなじませます。あとからしょう油も加えますが、この時の塩が味の決め手になります。塩の分量は、小さじ1/2スプーンの先の方に少し。ひとつまみよりもちょっと多めです。味を馴染めせたら数分おきます。すぐに次の調理に移っても良いのですが、ここで多少時間を置くことでさらに美味しくなります。オリーブオイル、しょう油、ゆずまたはレモンの絞り汁を加えたら、味を見てください。味が足りないようならここでまた塩を加えてもいいのですが、柑橘の絞り汁を足すと、案外薄味でも美味しく感じます。このあたりはお好みで調整してください。

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