料理と器・杉江保枝
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/1277
春といえばふきのとう。蕗味噌や天ぷらも美味しいけれど、ときには洋風の味付けもおつなものです。今回はやはり旬のそら豆をあわせて、クリーム煮にしてみました。そら豆を噛んだ瞬間、その甘さとベシャメルソースの味が口中で合体、なんとも言えないおいしさになります。そして追いかけてくるように広がるふきのとうの苦味。しみじみと春を実感できる一品です。隠し味に使っている白味噌が独特のまろやかさを演出。美味しいパンといっしょにお召し上がり下さい。
用意するもの(2〜3人前 概略)
ふきのとう 6〜7個
そら豆 8〜10さや程度
バター 150g
薄力粉 大さじ1.5
水 200cc
牛乳 200cc
鶏ガラスープ(顆粒) 大さじ1
白味噌 小さじ3
塩・胡椒 適宜
作り方
ポイント1
ベシャメルソースを作るのは面倒ですが、ちょっとしたコツを覚えてしまえばそれほど難しくはありません。よく、人肌に温めたスープで溶くと言いますが、温かいスープを使うより、鍋が熱いうちに冷たい水を加えて溶いたほうが失敗なくなめらかに出来上がります。ポイントは、鍋の中の温度。常に人肌より少し高めの温度に保つよう心がければ、まず失敗はありません。鍋が熱いうちは冷たい水で溶き、温度が下がったら、加熱しながら溶く。実際にへらで溶いてみると、混ざりにくくなるタイミングや、簡単に混ざってしまうタイミングがすぐにつかめるようになるので、混ざりにくくなったらすぐに火をつける、混ざりやすいときは手早く混ぜるという作業を細かく繰り返すようにしてください。どうしても自信のない方は、水を温めて作業してもかまいませんが、その場合は、まず最初に混ぜたバターと小麦粉を人肌に冷ますこと、水の温度は常に一定に保つこと(やはり温めたり、冷やしたりといった手間は省けません)が大切です。どちらも原理は同じですが、個人的には、水を使ったほうが失敗が少ないと思います。
ポイント2
そら豆もふきのとうも下茹でしてから使います。そら豆はクリームソースに入れてから少し煮込みますが、ふきのとうは、最後の仕上げに入れるだけ。そうしないと苦味や味が飛んでしまいます。
ポイント3
隠し味に白味噌を使っているのがまさにミソ。普通のお味噌では味が濃くなる上に、麹のつぶがじゃまになりますが、白味噌なら甘みが強く、麹のつぶつぶがないので気になりません。しかもふきのとうとお味噌は相性ばっちりですから、合わないわけがありません。味噌がなくても構わないのですが、入っていると味がまろやかでふくよかになります。ぜひお試しください。
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://3lives.net/mytest/mt5/mt-tb.cgi/1277
レシピを検索 |
食材や調理方法、料理名などを入力すると、 |
最近のレシピから
コメントする