料理と器・杉江保枝
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お刺身はそのまま食べてももちろん美味しいのですが、ちょっと一手間加えると、いつもとはまた違ったごちそうになります。今回は、たっぷりの香味野菜と白ごまを加えて、ごま油と塩で和えた韓国風の一品。これが何とも言えず美味なのです。塩と胡椒、ごま油をすり込んだ鯛の刺身は、つるんとした喉越しが普通の刺身にはない味わい。そこにネギやみょうがやウドといった香味野菜がしっかりからんで、飽きのこない上品なおつまみになっています。今回使用した野菜は、ネギ、小ネギ、みょうが、うど、大葉のご種類ですが、他にカイワレや、お好みによってはパクチーなどを入れてもいいでしょう。野菜を切るのにちょっと手間がかかりますが、一度覚えてしまうと、なかなか普通の刺身に戻れなくなるウマさです。夏場、食欲のないときにもおすすめ。お刺身ですから低カロリーで、しっかろタンパク質も摂れます。ぜひお試しください。
用意するもの(3〜6人分程度 概要)
鯛の刺身 1サク(200g程度)
ネギ 根元から10センチ程度
小ネギ 少々
大葉 3枚
みょうが 1個
ウド 10センチ程度
白ごま 大さじ1
塩 小さじ1強
胡椒 やや多め
ごま油 大さじ1
作り方
ポイント1
鯛の刺身は少し小さめに切り分けます。あまり大きいと野菜とのからみが悪くなり、食べづらくなります。塩と胡椒、ごま油を予め揉み込んでおくのがミソ。ここで味をしっかり付けることがおいしさのポイントです。胡椒はお好みにもよりますが、なくてもOK。多めに入れるとちょっぴりスパイシーになります。野菜と和えるのは器に盛り付ける直前。野菜が入ると味が薄くなることがあるので、盛り付ける前に一度味見をして、塩が足りないようなら軽く塩をして調えます。
ポイント2
野菜は小ネギ以外は全て細く切ります。ネギは白髪ネギにし、みょうがも千切りに。ウドは皮を向いて千六本に切り、酢水にさらしてアクを抜いておきます。この他、しょうがやカイワレなど、香りのある野菜なら何でも合いますので、お好みでいろいろと加えてみるといいでしょう。
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