料理と器・杉江保枝

お刺身はそのまま食べてももちろん美味しいのですが、ちょっと一手間加えると、いつもとはまた違ったごちそうになります。今回は、たっぷりの香味野菜と白ごまを加えて、ごま油と塩で和えた韓国風の一品。これが何とも言えず美味なのです。塩と胡椒、ごま油をすり込んだ鯛の刺身は、つるんとした喉越しが普通の刺身にはない味わい。そこにネギやみょうがやウドといった香味野菜がしっかりからんで、飽きのこない上品なおつまみになっています。今回使用した野菜は、ネギ、小ネギ、みょうが、うど、大葉のご種類ですが、他にカイワレや、お好みによってはパクチーなどを入れてもいいでしょう。野菜を切るのにちょっと手間がかかりますが、一度覚えてしまうと、なかなか普通の刺身に戻れなくなるウマさです。夏場、食欲のないときにもおすすめ。お刺身ですから低カロリーで、しっかろタンパク質も摂れます。ぜひお試しください。
用意するもの(3〜6人分程度 概要)
鯛の刺身 1サク(200g程度)
ネギ 根元から10センチ程度
小ネギ 少々
大葉 3枚
みょうが 1個
ウド 10センチ程度
白ごま 大さじ1
塩 小さじ1強
胡椒 やや多め
ごま油 大さじ1
作り方
- ネギは白髪ネギにして冷水に晒しておく。みょうがと大葉は千切り、ウドも皮を向いて千切りにしてそれぞれ冷水(ウドは酢水)に晒しておく。小ネギは小口切りにしておく。
- 鯛の刺身は一口大のそぎ切りにする。お刺身の半分くらいの大きさ。
- 2の鯛をボウルに入れ、塩小さじ1強とやや多めの胡椒をふりかけ、白ごま大さじ1とごま油大さじ1を加えて、手のひらで直接揉み込むようにして味付けし、そのまま5分〜10分程度なじませておく。
- 1で切った野菜を水切りし、キッチンペーパーなどを使って余分な水分を取っておく。
- 3の鯛に味が馴染んだら、ネギとみょうが、ウドを加えてへらと箸を使って全体をサクっと混ぜ合わせ、器に盛り付ける。上から小ネギと大葉をあしらえば出来上がり。
ポイント1
鯛の刺身は少し小さめに切り分けます。あまり大きいと野菜とのからみが悪くなり、食べづらくなります。塩と胡椒、ごま油を予め揉み込んでおくのがミソ。ここで味をしっかり付けることがおいしさのポイントです。胡椒はお好みにもよりますが、なくてもOK。多めに入れるとちょっぴりスパイシーになります。野菜と和えるのは器に盛り付ける直前。野菜が入ると味が薄くなることがあるので、盛り付ける前に一度味見をして、塩が足りないようなら軽く塩をして調えます。
ポイント2
野菜は小ネギ以外は全て細く切ります。ネギは白髪ネギにし、みょうがも千切りに。ウドは皮を向いて千六本に切り、酢水にさらしてアクを抜いておきます。この他、しょうがやカイワレなど、香りのある野菜なら何でも合いますので、お好みでいろいろと加えてみるといいでしょう。
※調味料の分量は、お使いの製品によって塩分や甘みに相当違いがありますので、ご家庭でお使いのものに合わせて調節してください。表示してある分量はあくまでも目安です。
なお、通常このレシピで使用している調味料は次の通りです。
- [醤油(file291まで)] 和歌山県 湯浅 角長 手づくり醤油
- [醤油(file292以降)] 埼玉県 坂戸市 弓削多醤油 木桶仕込しょうゆ
- [みりん] 愛知県 九重味醂株式会社 本みりん九重櫻
- [塩] オーストラリア産オーガニック岩塩 500年前の塩
- [トマトケチャップ] 高知県 株式会社ケンショー(ソース工房)のトマトケチャップ
- [ごま油] 東京都 中落合 小野田製油所 玉締めごま油一番しぼり
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